黒木瞳:“怖い嫁”相武紗季と目と目のバトル「わかりあえない方がいい」

テレビ朝日提供
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 女優の黒木瞳さんが主演する13年1月スタートの連続ドラマ「おトメさん」(テレビ朝日系)の撮影がこのほど、千葉県内の結婚式場で行われ、黒木さんをはじめ、相武紗季さん、石田純一さんらが参加した。相武さん演じる“怖い嫁”にいびられる孤立無援の姑(しゅうとめ)役を演じる黒木さんは、この日、結婚式の披露宴で相武さんと視線を交わすなど、嫁姑関係のスタートを象徴するシーンに挑んだ感想について、「(第)1話は目と目のバトル。台本通り、忠実にやりました」と手応えを感じている様子。役作りにおいて、相武さんとはまだ具体的な話はしていないというが、「(相武さんとは)あんまりわかり合えない方がいいと思う。お互いの行動が見えないというか。今回の場合は、そういう意味では(役についての話し合いは)しないかもしれないですね」と明かしていた。

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 ドラマは、「白い巨塔」「同窓会~ラブ・アゲイン症候群」などを手がけてきた井上由美子さんが脚本を担当するオリジナルストーリー。従来のホームドラマの定番だった“強い姑”VS“ 耐える嫁”という構図ではなく、同居することになった嫁の隠しごとが次々と発覚し、疑心暗鬼になる中で、相武さん演じる嫁が「何らかの目的で家庭をメチャメチャにしようとしている」と確信した主人公の姑が、孤立無援になりながらも家庭の平和を取り戻すため“凶悪”な嫁と対決、家族と自分自身を再生させていく……という物語。“嫁に翻弄(ほんろう)される姑”水沢麻子役を黒木さん、姑を翻弄する“怖い嫁”水沢李里香役を相武さん、麻子の夫役を石田さんが演じるほか、郭智博さん、大地康雄さん、鈴木砂羽さんらが出演する。

 黒木さんは撮影現場の雰囲気について、「馬力がどんどん高まっている感じ」と話し、相武さんの“怖い嫁”ぶりについては、「1話は(相武さんの)笑顔が怖いみたいな、えたいの知れない娘が我が家にやってきたという感じ。2話以降、『うるさい』とか言われますから」と笑い飛ばしていた。

 麻子を演じることで、実生活でも「おトメさん(姑)の気持ちが少しわかるようになり、もっといい嫁になれるんじゃないかな」と話していた黒木さんは、クランクイン後の心境の変化について、「うーん、まだないですね」と告白。一方で、「実生活ではお嫁さんですし、ドラマではおトメさんですから、両方の気持ちがわかり、人間として成長するところ」と期待しているようだった。

 黒木さんは、「家族でご覧になっていただける作品になると思いますし、主婦の方々に共感してもらえて、笑えて、『そうなのよねえ』とおもしろくご覧になっていただけるのかな。若いお嫁ちゃんにも気に入っていただけると思います」とアピールした。木曜ドラマ「おトメさん」は13年1月17日スタート。毎週木曜午後9時から放送予定。(毎日新聞デジタル)

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