話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は、刑事がB級グルメについて熱く語る、原作・坂戸佐兵衛さん、作画・旅井とりさんの異色のグルメマンガ「めしばな刑事タチバナ」です。週刊アサヒ芸能（徳間書店）編集部に作品の魅力を聞きました。

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　−−この作品の魅力は？

　警視庁城西署に配属になった刑事、立花（タチバナ）が、負けず劣らず個性的な署の面々や知人・友人・被疑者たちと繰り広げる“めしばな”（めしの話）の数々！　もともと本庁勤務だったのに、めしばなのしすぎ（？）ゆえに、犯人を取り逃がすなどして所轄を転々としたりしている問題刑事・立花の熱い“めしばな”が、読みどころです。

　−−作品が生まれたきっかけは？

　弊誌「週刊アサヒ芸能」にもグルメ系のマンガ連載が欲しい、ということで企画を進めている中、坂戸先生から従来にないスタイルのグルメマンガを提案していただき、ぜひやりましょうということでスタートしました。

　−−編集者として作品を担当して、うれしいことを教えてください。

　週刊アサヒ芸能に連載していますので、発売日の火曜以降、「あの店はどこにあるの？」とか「あの店なら、このメニューのほうがおいしいのに……」とか、読者の方の熱いめしばなを直接聞けたりするのが、とても楽しいし、作品を読み込んでいただいて、ありがたいなと思います。「めしばな刑事タチバナ」は、リアルなグルメ話で、しかも身近で手の届くグルメですから、実は誰でもが、一家言を持っている。“語れる”マンガなんですね。だからこそ、多くのご支持をいただいていると感じています。

　−−今後の展開は？

　まだ詳しくはわかりませんが、登場するキャラクターたちの人間関係については近いうちにいくつかの変化が……、という予告を坂戸先生からいただいております。お楽しみに。

　−−読者へ一言お願いします。

　「めしばな刑事タチバナ」8巻が、13年2月5日に緊急発売予定です。

　要チェックの最新巻のテーマは、「ああ激辛ブーム」です。

　徳間書店　週刊アサヒ芸能編集部