東京の吉本興業に所属する若手芸人の中から、“13年の看板スター”を決定する「ing!to 2013(イング トゥ 2013)」が28日、SHIBUYA-AX(東京都渋谷区)で開催され、お笑いトリオ「ジューシーズ」と「ジャングルポケット」、お笑いコンビ「シソンヌ」がトップ3に選ばれた。イベント後に開かれた記者会見に登場した「ジャングルポケット」の太田博久さんは「絶対的な地位と安定を得られた」と大喜び。「ジューシーズ」の児玉智洋さんは「実家に3億円の借金があるので、お金持ちになれるように頑張りたい」とコメントしていた。
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「ing!to」は、同事務所のお笑い養成所NSCの東京校9期生以下の若手芸人による年末の大きなイベントで、11年に引き続き2回目の開催。前回は歌やファッションショーなどパフォーマンスをする内容だったが、今回は彼らが出演する東京・渋谷のライブ劇場「ヨシモト∞ ホール」で13年3月から新しく導入されるランキングシステム「彩~いろどり~East」を受けて、若手の看板芸人を決定するサバイバルイベントに変更された。
新ランキングシステムは、同劇場に所属する芸人を、上から「トップ」(3組)、「メンバー」(15組)、ジュニア(30組)、オーディション(400~600組)の四つにランク分けし、公演を行うというもの。イベントには、現在の同劇場レギュラーメンバーやスタッフ推薦などで選ばれた62組が参加。約6時間半にわたって各組がネタ見せを行い、システム導入に先がけて、トップとメンバー、ジュニアの上位10組までが観客1000人と関係者の投票数で決定した。
なお、会見では、29日に復帰するお笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之さんについて報道陣から質問が飛んだ。宮迫さんが休養前に“ネオ宮迫”になって「面白くなって帰ってきます」とコメントしていたことに触れて、太田さんは「これ以上、面白くなられると僕らもちょっと……もうちょっとゆっくり休んでいただいて」と本音をのぞかせつつも早い復帰を祝福していた。(毎日新聞デジタル)