美輪明宏:「ヨイトマケの唄」歌詞フルバージョンで 衣装はきゃりーにお任せ

紅白歌合戦のリハーサルに登場した美輪明宏さん
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紅白歌合戦のリハーサルに登場した美輪明宏さん

 初出場としては最高齢の77歳で紅白歌合戦に出場する美輪明宏さんが29日、東京・渋谷のNHKホールで行われたリハーサルに登場した。美輪さんが歌うのは、約50年前に紅白出場をオファーされた際、歌唱時間の問題で辞退したといういわくつきの「ヨイトマケの唄」。今回は7分間の曲を約6分間にアレンジするものの、歌詞はフルバージョンのまま。美輪さんは「7分間の曲は長いと思われているかもしれないけれど、中には14分の曲もあるので短い方なのよ」とアピールした。

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 「ヨイトマケの唄」は、炭鉱町でコンサートを開いた美輪さんが、安い賃金でチケットを買い求め、客席を埋める炭鉱労働者の姿に感動し、労働者のための曲をと作詞・作曲。幼少時に一緒に育った友人の亡き母を回顧する内容で、「戦前、中、後と苦しくてもつらくてもいたわり合い励まし合って慰めてきた親子の絆、無償の愛、思いやりが根底にある歌」と説明。これまで「暮れと正月くらいしか家族と過ごせないからぜひ紅白で歌ってくれ」とファンから手紙をもらったことを明かしつつ「やっと約束が果たせるので、それは紅白のおかげですね」と思いを明かした。

 また衣装について美輪さんは「プロローグでは華やかにしたい」と語ったが、「私は歌を演じる。子どもになったりお母さんになったり青年になったり。曲の中で人格が変わるので、色が付いている衣装は邪魔なので黒衣に徹するような衣装でないと」と派手な衣装を避けるといい「そこはきゃりーぱみゅぱみゅさんにお任せして」と華やか対決は譲る形にした。

 今年の紅白歌合戦は、全出場歌手は紅組・白組合わせて50組が出場。「ニッポンラララ♪ 歌で会いたい。」がテーマで、白組司会者は人気グループ「嵐」、紅組司会者は女優の堀北真希さん、総合司会は有働由美子アナウンサーが務める。31日午後7時15分~同11時45分(途中、5分間ニュースで中断)に放送予定。(毎日新聞デジタル)

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