演歌歌手の八代亜紀さんが16日、世界初のトーキー映画「ジャズ・シンガー」の初ブルーレイ・ディスク(BD)化を記念した特別上映会にゲスト出演。ジャズの名曲「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」など2曲を生披露し、「スクリーンの前で歌うのは初めて。ちょっとうれしかった」と笑顔を見せた。3月には米ニューヨークで初のジャズ公演も行う予定で、「まだフワフワしてる。心の準備が整ってないんですけど、わくわくですね」と明かし、本番では「『舟唄』も『雨の慕情』もジャズバージョンで歌いたい。それで最後は何もなし、アカペラで歌って来たいと思います!」と意気込んだ。
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八代さんは昨年10月に初のジャズアルバム「夜のアルバム」を発売。同作は音楽配信サービス「iTunes Store」などで世界75カ国に配信され、世界デビューも果たしている。今年3月27日には、ニューヨークの名門ジャズクラブ「バードランド」で、「AKI YASHIRO with Special Guest Helen Merrill(仮)」と題して初のジャズ公演を行い、あこがれの米ジャズシンガー、ヘレン・メリルさんとも共演する予定だ。
この日の上映会には、八代さんとともに映画コメンテーターの有村昆さんも出席。元日本テレビの丸岡いずみキャスターとの結婚披露宴を間近に控えた有村さんは、「後は楽しみに待つのみ。心の準備はできております」と笑みを浮かべ、「司会の宮根誠司さん、お衣装の桂由美さんと全体の打ち合わせもしている。でも、そこから宮根さんのアイデアがあふれ出てきて、新しい演出も追加しました」と楽しそうに説明していた。
また、15日に肺炎のため亡くなった大島渚監督について、有村さんは「『愛のコリーダ』や最近だと『御法度』。タブーに挑戦するのも映画の歴史だと思う。誰かが石を投じないと誰も気づかないことに踏み入れていた。後に続く人がいるんだろうかと考えると、すごく偉大な人を亡くしたなと思う。残念です」とコメント。大島監督の妻で女優の小山明子さんと舞台で共演した際に本人とも対面したという八代さんも、「映画はハードな、ちょっと怖い感じだと思ったんですけど、お会いしたときはすごく子供っぽいんですね。奥様に甘えっぱなしで。全然違うんだなという印象でしたね」などとしのんでいた。(毎日新聞デジタル)
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