ダンダダン
第7話「優しい世界へ」
11月14日(木)放送分
話題の小説の魅力を担当編集者が語る「ブック質問状」。今回は、レイモンド・チャンドラー作、村上春樹さん訳の「大いなる眠り」です。早川書房の担当者に作品の魅力を聞きました。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
−−この作品の魅力は?
なんといっても私立探偵フィリップ・マーロウのキャラクターです。「卑しい街をゆく高潔の騎士」と呼ばれる20世紀文学を代表するこの探偵のタフさ、信念の貫き方、そして、なんといってもせりふの格好良さをぜひご堪能いただきたい。
−−村上さんの翻訳で、シリーズの展開が決まったきっかけは?
村上さんがチャンドラーの翻訳に興味があると、どこかのインタビューでお話しされていたので、当時の担当者がすぐにお願いにあがったそうです。時間をかけても全長編を翻訳したいとおっしゃっていただいています。
−−編集者として、この作品にかかわって興奮することや思い入れ、大変なことについてそれぞれ教えてください。
マーロウを主人公とするこのシリーズは、20世紀の文学史に残る作品です。担当できることはとても光栄な一方、間違いなどは許されずプレッシャーもあります。
−−今後のシリーズ展開は?
すでに、第2作「さよなら、愛しい人」、第5作「リトル・シスター」、そしてシリーズの最高傑作である第6作「ロング・グッドバイ」は新訳で刊行されています。年齢を重ねて円熟していくマーロウの魅力のさまざまな色合いをお楽しみください。それ以外の作品も順次刊行の予定です。
−−最後に、読者へ一言お願いします。
未読の方は、ぜひシリーズ第1作の「大いなる眠り」をお手に取っていただければと思います。チャンドラーの世界にハマること請け合いです。
早川書房 担当編集
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の芥見下々(あくたみ・げげ)さんのマンガが原作のアニメ「呪術廻戦」のテレビアニメ第2期「懐玉・玉折」に登場する高専時代の五条悟らをデザインし…
タレントの黒柳徹子さんの著書「窓ぎわのトットちゃん」(講談社)が、「最も多く発行された単⼀著者による自叙伝」として12月14日、ギネス世界記録に認定された。1981年3月6日に刊…
松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)の第32回「小牧長久手の激闘」が、8月20日に放送される。家康(松本さん)は秀吉(ムロツヨシさん)側の1…
アイドルグループ「乃木坂46」の元メンバーの松村沙友理さんが、6月9日発売のムック本「じゃらん酒旅BOOK 2022 保存版」(リクルート)の表紙に登場する。
アイドルグループ「乃木坂46」のデビュー10周年記念公式ムック「N46MODE(エヌヨンロクモード) vol.2」(光文社、5月10日発売)の裏表紙が5月5日、公開された。