MD松尾のヒット解析:「ドラゴンクエスト7」が貫禄のV2 「メタルギア」新作に期待

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

ウナギノボリ

 「ドラゴンクエスト7」(3DS、スクウェア・エニックス)が前回に引き続き断トツの売り上げでV2を達成し、それを「とびだせ どうぶつの森」(同、任天堂)が追う展開となりました。幅広い年代に受け入れられているだけでなく、購買層をゲームユーザーとしてライト、ミドル、コアに分けて分析しても、発売直後からすべての層をまんべんなく取り込めているようです。

 ◇今週の動き

 「メタルギア ライジング リベンジェンス」(PS3、コナミデジタルエンタテインメント)が首位を獲得しそう。据え置き機では久々の「メタルギア」ということもあり、08年に発売され、PS3の普及に大きく貢献した「4」並みの予約が集まっているだけでなく、体験版も好評で実売にも大いに期待が持てそう。2位以降には「ドラゴンクエスト7」「とびだせ どうぶつの森」が残りそうです。

 ◇ランキングは次の通り。(11~17日・TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 ドラゴンクエスト7(3DS)

2位 とびだせ どうぶつの森(3DS)

3位 ファンタジーライフ(3DS)

4位 モンスターハンター3G(3DS)

5位 Newスーパーマリオブラザーズ2(3DS)

6位 DmC デビルメイクライ(PS3)

7位 コール オブ デューティ ブラックオプス2 吹き替え版(PS3)

8位 デモンゲイズ(Vita)

9位 ドラゴンクエスト10 レジストレーションコード

10位 バトルロボット魂(PSP)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約500店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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