デンゼル・ワシントン:オスカー受賞なら「日本語でありがとう」 来日会見で宣言

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 ハリウッド俳優のデンゼル・ワシントンさんが主演映画「フライト」(ロバート・ゼメキス監督)のPRのため来日し、20日、東京都内で記者会見を開いた。ワシントンさんは、同作で25日(日本時間)に行われる第85回アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされているが、受賞すれば自身3度目となるオスカー受賞に「もし受賞したら日本語で『ありがとう』といいます」と笑顔で宣言。授賞式を控えた今の心境を聞かれ「私の哲学は日々を生きるということ。今は日曜日のLAではなく、東京で皆さんとお話ししている時間なので、そういうような思い」と語っていた。

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 また09年の映画「サブウェイ123/激突」のプロモーション以来、4年ぶりの来日となったワシントンさんは、「もう4年たっているなんて、長過ぎます。日本に戻って、特にこの作品で戻って来れてうれしい」とあいさつし、来日中は「すし屋の『(すきやばし)次郎』に行きたい。誰か連れてってくれませんか?」とアメリカでヒットしたデビッド・ゲルブ監督の映画「二郎は鮨の夢を見る」に登場するすし屋を挙げて、笑いを誘った。

 記者会見にはゼメキス監督も登壇。タッグを組んだワシントンさんについて、ゼメキス監督は「監督の自分の意見として、彼の選択が全て正しかった。極力演出していないぐらいだった」とコメントし、それを聞いたワシントンさんも「監督は非常にリラックスできる環境、何でも試せる環境を作ってくれた。不安を感じることはなかった。すごくやりやすかった」と互いに称賛していた。

 映画は、旅客機の“奇跡”の緊急着陸で多くの命を救ったウィトカー機長(ワシントンさん)だが、血中からアルコールが検出され、英雄から一転、“犯罪者”として疑惑の目を向けられる……というストーリー。3月1日から全国公開。(毎日新聞デジタル)

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