ガラスの仮面:ギャグアニメ化でマヤがヤンキーやOLに 「おそろしいアニメ……!」と原作者も容認

「ガラスの仮面」のギャグアニメ「ガラスの仮面ですが」のイメージカット(C)美内すずえ/白泉社 2013 (C)2013「ガラスの仮面ですが」製作委員会
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「ガラスの仮面」のギャグアニメ「ガラスの仮面ですが」のイメージカット(C)美内すずえ/白泉社 2013 (C)2013「ガラスの仮面ですが」製作委員会

 美内すずえさんの人気少女マンガ「ガラスの仮面」(白泉社)が4月にギャグアニメ化されることが26日、明らかになった。タイトルは「ガラスの仮面ですが」で、アニメ「秘密結社 鷹の爪」などで知られるDLEが制作。主人公・北島マヤとライバル・姫川亜弓がヤンキーとなって暴走族・紅天女の総長を目指したり、漫才コンビやOLとして登場する。

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 原作者の美内さんは、ギャグアニメ化について「多分、脳が疲労していたせいだと思います。『OK』したのは……。締め切り直前の、睡眠不足で思考能力まっ逆さまに低下中の私に、今回のアニメ企画の話があり、その後、またしても締め切りの最中に内容を聞かされ……正気に戻ったときは、すでにアニメは制作中。気がつけば、マヤが、亜弓が、月影千草が『エライことになってる~!!』と叫んでしまいました。これは間違いなく『おそろしいアニメ……!』です」とコメントを寄せており、原作の大胆な改編を容認しているようだ。

 「ガラスの仮面」は75年に「花とゆめ」(白泉社)でスタートし、現在は「別冊花とゆめ」(同)で連載中の長寿作。主人公で天才的な演技力を持つ少女・北島マヤが月影千草に見いだされ、ライバルの姫川亜弓と伝説の名作「紅天女」の主演の座を懸けて競い合いながら成長する姿を描いた作品で、コミックスの累計発行部数は5000万部以上を誇る。連載が長期にわたって中断、再開を繰り返したこともあり、コミックス発行の間隔が長く、不定期なことでも有名。84年に日本テレビ系、05年にテレビ東京系でテレビアニメ化されたほか、97、98年にはテレビ朝日系で女優の安達祐実さん主演のテレビドラマが放送された。

 「ガラスの仮面ですが」を制作するDLEは、これまで「課長 島耕作」や「ルパン三世」のパロディーアニメを手がけたことで知られ、今回は「ガラスの仮面」を大胆にアレンジ。マヤや亜弓がヤンキーなど原作のイメージとはかけ離れた姿でシュールなギャグを繰り広げるほか、速水真澄や月影千草も登場する。また、ガラスのセーラー仮面・シャイニーピンクスターなどオリジナルキャラクターの活躍も描かれる。BS12ch「TwellV」で4月7日から毎週日曜午後9時54分~10時に放送。1話3分で全17話を予定。(毎日新聞デジタル)

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