村上もとか:JIN作者が新連載 実在のマンガ家モデルに

「フイチン再見!」カット(C)村上もとか/小学館
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「フイチン再見!」カット(C)村上もとか/小学館

 マンガ「龍−RON−」や「JIN−仁−」で知られる村上もとかさんの新連載「フイチン再見!」が19日発売のマンガ誌「ビックコミックオリジナル」(小学館)7号でスタートすることが、5日発売の同誌6号で明らかになった。

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 新連載は、08年に90歳で亡くなったマンガ家の上田トシコさんを主人公にした物語になるといい、6号に掲載されている告知には「彼女を主人公に、漫画の……いや、日本そのものの青春を描く!」と書かれている。

 上田さんは1917年東京都生まれ、旧満州(現中国東北部)のハルピン育ち。29歳のときにハルビンから引き揚げ、以降本格的にマンガを描き始めた。57年から62年まで雑誌「少女クラブ」で、満州時代の自身の体験を基に、戦前の国際都市ハルピンで明るく生きる少女を描いた「フイチンさん」を連載。60年に小学館漫画賞を受賞した。73年から雑誌「明日の友」に「あこバアチャン」を連載。89年に同作品で日本漫画家協会賞優秀賞を受賞している。(毎日新聞デジタル)

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