Mr．Children：佐藤健と綾瀬はるかのダブル主演映画で主題歌書き下ろし

　俳優の佐藤健さんと女優の綾瀬はるかさんがダブル主演する映画「リアル～完全なる首長竜の日～」（黒沢清監督）の主題歌を、人気ロックバンド「Mr．Children」が担当することが14日、明らかになった。主題歌は同バンドによる書き下ろしの新曲「REM」で、ボーカルの桜井和寿さんは「この作品と出会えたことで、潜在意識に眠っていた不思議な感情が『新たな音』となり目を覚ましました。感謝すると共に、この映画が多くの人の心を揺さぶる、そのお手伝いを少しできればうれしく思います」と話している。

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　中学生のころから同バンドのファンだったという佐藤さんも「初めて曲を聴いたときは、こんなミスチル聴いたことないと思うくらい、攻めていてかっこいい曲だと思いました。独特の雰囲気の映画と（曲が）交わってどんな化学反応を見せてくれるのか劇場で味わうのが今から楽しみです」とコメント。同映画の平野隆プロデューサーは、Mr．Childrenに曲を依頼するにあたり「とにかくぶっ飛ばしてくれ！」という注文を出したといい、「この曲は彼らがロックバンドであるということを知らしめる伝説的な一曲になると思います」と自信を見せている。

　映画は、「第9回　このミステリーがすごい！」大賞を受賞した乾緑郎さんの「完全なる首長竜の日」が原作。ある日、浩市（佐藤さん）の幼なじみで恋人の淳美（綾瀬さん）が、自ら命を絶とうとして意識不明の状態に陥ってしまう。自殺の理由を探り、淳美を目覚めさせようと、意識不明の患者と意思疎通できる脳神経外科医療の一種「センシング」を試みた浩市だったが、次第に現実と仮想の境界があいまいになっていく……という物語。中谷美紀さん、オダギリジョーさん、染谷将太さん、堀部圭亮さん、松重豊さん、小泉今日子さんらも出演する。6月1日から全国で公開予定。（毎日新聞デジタル）