日本ケータイ小説大賞:大賞にYuUHiさんの「大好きでした。」

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 「第7回日本ケータイ小説大賞」にYuUHi(ゆーひ)さんの純愛ストーリー「大好きでした。」が輝いた。25日、東京都内で行われた表彰式に出席したYuUHiさんは、「このような素敵な賞をいただけて本当にうれしいです」と笑顔を見せながら、「作品を書いていて、自分もあきらめずに夢をがんばっていこうと思いました」と受賞を喜んだ。「大好きでした。」は、スターツ出版から26日に全国の書店で発売される。価格は1050円。

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 日本ケータイ小説大賞は、ケータイ小説がまだ知られていなかった06年に新しい文化の発展を目指して創設された。第7回となる今回は、全2326作品の応募があり、ローティーン向けファッション誌「nicola(ニコラ)」のモデル・藤田ニコルさん、小山内花凜さんらが審査した。優秀賞にはSalalaさんの「今までの自分にサヨナラを」、TSUTAYA賞はrila。さんの「四つ葉のクローバーちょうだい。」、進研ゼミ中学講座賞に「大好きでした。」、特別賞に月森みるくさんの「15歳のラビリンス」がそれぞれ選ばれた。入賞作品は、スターツ出版から順次書籍化される。

 「大好きでした。」の編集作業には、初の試みとして現役女子高生10人からなる「女子高生出版部」が参加した。編集長の榎本咲百合さんは、「発売される本のカバーのデザイン、帯の言葉、添削作業もしました。文章を書くことが好きなので、会議に出席させてもらって、意見交換できて楽しかった」と感想を話した。

 表彰式には、レスリング女子の吉田沙保里選手が登場。大賞作品の「大好きでした。」について「読んでて恋愛したいなと思いました!」と感想を話し「(作品で描かれる)夢に向かってがんばる姿に共感しました」とYuUHiさんを祝福した。今回のテーマは「夢」ということから、吉田選手は「夢を見つけたら、最後まであきらめないで、頑張っていけば、必ずかなうんじゃないかと思う。もしかなわなくても、それまで頑張り続けた努力は何かのいい糧になってると思う。夢を見つけて前に進んでほしい」と力強くエールを送った。(毎日新聞デジタル)

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