俳優の大泉洋さんが27日、東映本社(東京都中央区)の屋上で開かれた映画「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」(橋本一監督、5月11日公開)の会見に登場した。この日、東京都内は朝から雨で、会見が始まる時間に雨はやんだものの、大泉さんは「撮影は雨ばかりで、今日もこの天気。(公開)初日は雨だな……」と自身の雨男ぶりを嘆いた。
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「探偵はBARにいる」は、札幌市出身の作家・東直己さんの「ススキノ探偵シリーズ」の2作目「バーにかかってきた電話」(ハヤカワ文庫)を、ドラマ「相棒」などで演出を手がけた橋本監督が11年に映画化して人気を集めた。「2」は、シリーズ第5作「探偵はひとりぼっち」が原作で、大泉さん演じる探偵の友人で手品が得意なマサコちゃん(ガレッジセールのゴリさん)が殺害されたことをきっかけに探偵と高田(松田龍平さん)が事件に巻き込まれる。マサコちゃんが熱狂的なファンだったという美人バイオリニスト・弓子を女優の尾野真千子さん、大物政治家・橡脇孝一郎を渡部篤郎さんが演じている。
会見終了後、映画館「丸の内TOEI」で完成披露試写会が開かれ、大泉さんと松田さん、尾野さん、渡部さん、橋本監督が登壇。大泉さんが「製作費の半分は自分が出して、松田君のギャラは全部、僕が払った。尾野真千子のギャラが高くて、ウン億もした」と冗談を交えながら軽快なトークを繰り広げると、松田さんは「(大泉さんから)どうにかしゃべりの技術を盗みたかった。『2』をやって、やっぱり無理だと思った」とコメント。大泉さんは、その発言を受けて「みじんも感じなかった」と返した。
また、大泉さんが尾野さんに対して「撮影が終わって『素晴らしかった。ありがとう』とメールしたのに、まさかの無視ですよ。もうちょっとメールを返せや」と怒りをぶちまけると、尾野さんが「この人、『(前作に出演した)小雪さんはよかった』って私の顔を見ていうんです」と暴露するなど、息の合ったやり取りを見せて、観客を笑わせていた。(毎日新聞デジタル)
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