狩野英孝:退院後初仕事 「置いて行かれるようで…」と不安吐露

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 急性虫垂炎で入院し、2日に退院したことを自身のブログとツイッターで報告したお笑い芸人の狩野英孝さんが5日、東京都内で行われたコント番組「東北魂TV」(BSフジ)の番組収録で仕事復帰を果たした。退院後初仕事となった狩野さんは「入院中は焦る気持ちだった。置いていかれるような感じで不安。テレビに出始めて5~6年ですがずっと崖っぷちだったので大事な仕事をなくすのが怖かった」と心境を吐露しつつ、「みんなが待っていてくれて、手術のこともいじって笑いに変えてくれているのでありがたい」と共演者に感謝の気持ちを述べた。

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 狩野さんは入院時を「突然痛みがきた」と振り返り、「便秘だと思い、そのうち治るだろうと思っていたけれどどんどん痛みが増して3、4時間たったときに妻に救急車を呼んでもらい病院に行きました」と入院の経緯を説明。入院後すぐに緊急手術が行われたことも明かし、「下の毛もごっそりそられたんですが、恥ずかしいとかいうより、早く処理して手術してくれという気持ちでしたね」と照れた表情を浮かべた。

 「番組もせっかく(改編で)拡大したのに一発目から休んでしまったので申し訳なさと焦りがあった。どんどんみんなに追い越されていくのかなあと不安だった」と話す狩野さんに、共演のお笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきおさんは「ちゃんとやっていても追い越される踏み台芸人じゃないか」「久々にコントを一緒にやってキレがないなあと感じた」と毒舌を浴びせた。しかし「でもよく考えたら入院前もキレがなかったし、無事にまんま(変わらずに)帰ってきてくれたね」と最後は温かい言葉を掛けていた。

 番組は、狩野さんのほかサンドウィッチマン、マギー審司さんら東北地方出身のお笑い芸人が集結して繰り広げるコント番組。仙台出身のサンドウィッチマンの2人は、東日本大震災後、東北出身のお笑い芸人や著名人らとともに、「東北魂」を掲げて、チャリティーライブをメーンに義援金を募る活動を行っており、番組のタイトルにも使用している。

 番組は4月の番組改編で時間枠が拡大したが、狩野さんは3月17日午前から入院し、緊急手術を受けたため、番組枠拡大後の初収録には参加できておらず、今回が出演者全員そろっての初収録となった。番組は毎週日曜午後11時半~同55分に放送中。(毎日新聞デジタル)

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