平凡な男子高校生が美少女との恋愛を通じて世界を救うアニメ「デート・ア・ライブ」が5日深夜から順次スタートする。原作は橘公司さんとつなこさんの人気ライトノベルで、富士見書房40周年記念アニメとして制作される。

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　舞台は、謎の存在・精霊により起こる大災害「空間震」がもたらされるようになって30年が経過した世界。ごく普通の街に住み、妹と2人でありふれた生活を送っていた主人公の五河士道（いつか・しどう）は、ひょんなことから空間震の中に巻き込まれる。その中心にたどり着いた士道が出会ったのは、一人の美少女の姿をした精霊だった。名前がなかった精霊は、士道から「夜刀神十香（やとがみ・とおか）」という名前を与えられる。望まぬ破壊を繰り返し、不毛な争いを強いられて苦しむ彼女を救う方法、それは彼女とデートをして、デレデレさせることだった……というストーリー。

　世界存亡の危機を招く精霊は、十香一人ではなかった。秘密組織・ラタストク機関に接触した士道は、精霊と交渉して世界を救うための「特訓」をすることになるが、その姿は恋愛ゲームを大まじめにやっているようにしか見えない。そんなシリアスとラブコメが同居する世界観が大きな魅力だ。

　五河士道は「あの夏で待ってる」の島崎信長さん、夜刀神十香は「スマイルプリキュア！」の井上麻里奈さん。アニメーション制作は「あそびにいくヨ！」や「猫神やおよろず」のAIC PLUS＋が担当する。放送はTOKYO MX、AT-Xほか。（毎日新聞デジタル）