堀北真希:草なぎ剛に「負けないように」 2度目の舞台「二都物語」出演

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 女優の堀北真希さんが、「SMAP」の草なぎ剛さん主演の舞台「二都物語」に出演している。同作は渋谷ヒカリエ(東京都渋谷区)にある劇場「東急シアターオーブ」で30日まで上演。堀北さんは草なぎさん演じるスクネと小澤征悦さん演じるマナコの2人と三角関係になる女性サクヤ役だ。今回が2度目の舞台となる堀北さんに、意気込みや初共演となる草なぎさんについて話を聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 舞台「二都物語」は英作家チャールズ・ディケンズの長編小説を基にオリジナル脚本が作られた。日本の古代をイメージした「クナ」と「ヤマタイ」という二つの国が描かれている。クナに住むサクヤ(堀北さん)は、ヤマタイから亡命したマナコ(小澤さん)と出会う。マナコはクナでスパイ容疑を受けて裁判にかけられるが、サクヤとその父サイシ、そして弁護士助手スクネ(草なぎさん)の活躍で難を逃れる。いつしかスクネとマナコはサクヤに恋をし、サクヤはスクネのことが気になりながらもマナコと結婚。幸せな結婚生活を送るが、マナコはマナコの父に恨みを抱くヤマタイの民衆に捕らえられてしまう……という物語。

 堀北さんは物語を「人間のキレイじゃない部分、でも人間だからこその皮肉な部分が描かれている」と説明。舞台に出演するのは10年に主演した初舞台「ジャンヌ・ダルク」以来、2度目で、出演が決まった際は「不安でドキドキしました。前回はすごく楽しかったなと思ったんですけど、舞台といってもいろいろ。新しいものに挑戦するという感じだった」と振り返った。

 不安の要因を「舞台上でお芝居をするっていうことが、(テレビや映画などの)映像とは違う」と語り、映像の仕事は「(本番がその日)1回しかないから、どんどんやり切って出していく感じ」、舞台は「みんなでやって試行錯誤していく中で、答えを見つけていく。自分で見つけていかなきゃいけない」と感じている。その試行錯誤が「楽しい」という。日々、けいこでやったことを「消化する時間がない」といい、「いろいろと台本にメモをしたりして家に帰って復習しています」と明かした。

 草なぎさんとは、バラエティー番組などで共演したことがあるものの、俳優としての共演は今回が初めて。「優しい方」という印象で、けいこ前に「大変だけど頑張ろうね」と声を掛けられた。俳優としての草なぎさんについては、「役が幅広い」と感じており、共演が決まってから草なぎさんが出演する舞台を見に行った際に「(草なぎさんには)存在感、パワーがある。負けないように頑張らないと」と気を引き締めたという。

 次回は、堀北さんのプライベートや素顔について聞く。

 ◇プロフィル

 ほりきた・まき。88年10月6日生まれ。東京都出身。03年に映画デビュー。映画「ALWAYS 三丁目の夕日」(山崎貴監督)シリーズに出演し、06年に「ALWAYS 三丁目の夕日」で第29回日本アカデミー賞新人俳優賞、エランドール新人賞を受賞した。08年には同シリーズで第31 回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。12年のNHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」でヒロイン・梅子を演じ、同年の「紅白歌合戦」の司会を務めた。13年は5月にヒロイン役で出演する映画「県庁おもてなし課」(三宅喜重監督)の公開が控えている。

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