村上春樹:最新作が3年ぶりの総合首位 オリコン週間本ランキング

村上春樹さんの「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(文藝春秋)
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村上春樹さんの「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(文藝春秋)

 17日に発表されたオリコン週間本ランキング(22日付)によると、村上春樹さんの最新作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(12日発売、文藝春秋)が発売初週で37万2000部を売り上げ、前作「1Q84 BOOK3」(新潮社)以来、3年ぶりの総合首位を獲得した。総合部門での週間売り上げ30万部突破は、俳優の水嶋ヒロさんが本名の齋藤智裕名義で書いた小説「KAGEROU」(ポプラ社)以来、2年4カ月ぶり。

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 「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」は、主人公・多崎つくるが高校時代の親友4人に突然、何の心当たりもないまま絶縁を宣告される。絶縁から16年後、つくるは真相を知るために名古屋やフィンランドに住む友人のもとを訪ねる……というストーリー。発売日(12日)の午前0時には代官山蔦屋書店(東京都渋谷区)で開催されたカウントダウンイベントに約140人のファンが列を作った。

 2位と3位には9日に発表された「13年本屋大賞」で大賞に輝いた百田尚樹さんの「海賊とよばれた男」(12年7月11日発売、講談社)の上下巻がランクイン。村上さんの新作と合わせて、文芸作品がトップ3を独占したのは3年10カ月ぶりとなる。

 コミック部門は、諫山創さんの「進撃の巨人 10巻」(9日発売、講談社)がシリーズ5作目となる首位を獲得。週間売り上げも41万7000部でシリーズ最高を記録した。(毎日新聞デジタル)

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