注目映画紹介:「映画クレヨンしんちゃん」 焼きそばが無性に食べたくなる! B級グルメが主役

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「映画クレヨンしんちゃん バカうまっ! B級グルメサバイバル!!」のイメージカット (C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK・2013

 人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版最新作「映画クレヨンしんちゃん バカうまっ! B級グルメサバイバル!!」(橋本昌和監督)が20日に公開された。今作では安い、早い、うまいが特徴の、ラーメンやお好み焼き、カレーライスなどに代表される庶民派料理のB級グルメがテーマ。B級グルメ消滅の危機を救うといわれる伝説のソースを巡り、しんのすけたち「カスカベ防衛隊」の5人が「A級グルメ機構」に立ち向かう姿を、軽妙にスリリングに描く。ゲストにアニメ声優初挑戦となるタレントのコロッケさんが1人3役、お笑い芸人の渡辺直美さんが謎の美女「しょうがの紅子」役、シェフでタレントの川越達也さんが本人役として出演している。

 5歳の幼稚園児である野原しんのすけ(声・矢島晶子さん)ら「カスカベ防衛隊」は、B級グルメイベントへ向かう途中、とあるソースを運ぶことを頼まれる。それはB級グルメを守る“伝説のソース”だった。しんのすけたちは庶民の幸せ、B級グルメを守り抜くためソースを運ぶが、そこへソースを狙い次々とA級グルメの魔の手が迫るのだった……という展開。

 子ども向け映画に入るのだろうが、積み重ねられていく笑いのギミックが気付けば感動へとつながるストーリー構成に、大人が観賞するにも十分すぎる完成度の高さを見せている。長年愛されてきたシリーズとしてのある種“お約束”と呼べるような面白さはもちろん、劇場版アニメならではのスケールの大きさにアクション要素(?)など、実に多くの見どころが盛り込まれている。随所に見られるマサオくんの人間くささや寡黙なボーちゃんの多才さなど、各キャラクターの意外な一面も楽しめる。緊迫した場面でも笑いが起きるのは今作だからこそ。観賞後は無性に焼きそばを食べたくなる。食事の楽しさ、誰かとともに食べる素晴らしさなどを再認識させてくれる作品だ。TOHOシネマズ渋谷(東京都渋谷区)ほか全国で公開中。(遠藤政樹/毎日新聞デジタル)

 <プロフィル>

 えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もOKと、どこへでも行きなんでもこなす、吉川晃司をこよなく愛する自称“業界の便利屋”。

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