人気アイドルグループ「AKB48」を今年3月に卒業した仲谷明香さんが30日、東京都内の書店で著書「非選抜だった私を救った48のことば」(中経出版、1260円)の発売記念イベントを開催。卒業後初めて報道陣の前に登場した仲谷さんは、声優を目指して事務所もやめ、アルバイトも始めたといい、「一般人です!」と苦笑い。「AKBは、一番大切なものでしたね。それをなげうって声優をやりたいと思っているので頑張りたい」と夢実現へ向けて意気込んだ。
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仲谷さんは、昨年4月に著書「非選抜アイドル」(小学館)を発売して話題となったが、今回の作品は、非選抜組だった自身がメンバーやファン、家族らから勇気をもらった言葉をエピソードを通して、素直な筆致でつづっている。
仲谷さんは今年3月、「声優になる」夢をかなえるため、グループを卒業した。最近は、「(AKB48の)メンバーと食事にも行くし、唯一変わったのは忙しい日々ではなくなったこと」と明かした。「受けたオーディションに落ちてしまって、今は具体的な動きはできていません。これをバネに、もっと勉強するのか、声優の養成所に行くのか考えたい」と思案中だが、「将来は『サザエさん』とか『ドラえもん』とか大きなレギュラーを持てるような、息の長い声優さんになりたい」と目を輝かせた。
この日はファンとの握手会もあり、仲谷さんは「こうしてファンの方々と会えるので本を出してよかった」とにっこり。6月に控えるAKB48の選抜総選挙には立候補しておらず、「日産スタジアムに見に行きたい。次世代といわれる子たちが上位に行ってくれたら、どんでん返しで面白いんじゃないかな」と期待していた。(毎日新聞デジタル)
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