第4回ブクログ大賞:有川浩がV4達成 マンガ部門は新人・穂積の「式の前日」

1 / 4

 一般読者の投票で今年一番の小説やマンガなどを決める「第4回ブクログ大賞」が22日、発表され、有川浩さんの「旅猫リポート」(文藝春秋)が小説部門の大賞に輝いた。有川さんの作品が大賞に選ばれるのは、10年の同賞設立から4回連続の快挙となった。また、マンガ部門の大賞には、穂積さんのコミックスデビュー作で短編集「式の前日」(小学館)が選ばれた。

あなたにオススメ

 有川さんは「(登場人物の)2人の旅を見守ってくれた皆さんが幸せな気持ちになってくださったら、こんなにうれしいことはほかにありません」と喜び、穂積さんは「これからも皆さまの本棚に置いていただけるようなマンガを目指して頑張ります」とイラスト入りのコメントを寄せている。

 ブクログ大賞は、書籍のレビューなどを掲載するコミュニティーサイト「ブクログ」が発表する賞で、10年にスタート。第4回の今回は12年に発売された書籍の中から、60万人以上のユーザーによって登録された書籍の登録数、評価数を基に小説、マンガのほか、今回から新設された電子書籍の各部門で10作品のノミネート作品を選出し、4月22日~5月8日に公式サイトやツイッターで人気投票を実施した。

 電子書籍部門は、西野竜太郎さんの「アプリケーションをつくる英語」(達人出版会)が大賞に選ばれた。また、発行年月を問わずお薦めしたい本を投票する「フリー投票部門」では、押切蓮介さんのマンガ「ハイスコアガール」(スクウェア・エニックス)や百田尚樹さんの小説「永遠の0」(講談社)、故・伊藤計劃さんと円城塔さんのSF小説「屍者の帝国」(河出書房新社)など10作品が選出された。(毎日新聞デジタル)

写真を見る全 4 枚

ブック 最新記事