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3月12日(木)放送分
脚本家の中園ミホさんが優れた脚本作家に贈られる向田邦子賞を受賞し、28日、東京都内で行われた贈賞式に出席。受賞のあいさつに立った中園さんは若くして両親を亡くし、未婚の母となった過去を振り返りながら「ついていない人生を送ってきたんですけど、こんなにいいこともあるんですね」と受賞の喜びをかみしめた。
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中園さんは、女優の米倉涼子さん主演で昨年放送された連続ドラマ「Doctor−X 外科医・大門未知子」(テレビ朝日系)と、木村佳乃さん主演で放送されたNHKの連続ドラマ「はつ恋」で、異なる世界の作品を手がけ、力強い仕事ぶりを発揮。特に「Doctor−X 外科医・大門未知子」は、重いテーマを見事なエンターテインメントに仕上げている点が評価されて初受賞となった。
「欲しくてたまらなかった賞です。今日はこんなに大勢の方に祝っていただけて、本当に幸せ!」と笑顔を見せた中園さん。「10歳で父親を亡くして、20歳で母を亡くして、孤児になって、34歳で未婚の母になりました。全然ついてない。はっきり言って私の人生暗かった」と告白。大学時代は、向田さんの“ストーカー”をするほどファンだっという中園さんは、「なんとかやってこれたのは、大好きなテレビドラマがあったから。人生でうまくいってないときこそ、ドラマのセリフが心にしみる」とドラマ愛を語った。
式では、両作品で主演を務めた米倉さんと木村さんからVTRで祝福メッセージが寄せられた。「ナサケの女~国税局査察官」でも中園さんとタッグを組んだ米倉さんは、「受賞おめでとうございます」と祝福。作品の魅力について、「米倉涼子という人物の中から(作品を)作っていただいて、無理なく楽しく演じられるし、おふざけができる部分があるのがすごくうれしい」と話した。木村さんも「中園さんの脚本はすごい覚えやすかった。また中園さんが描かれる女性を演じたいです」と絶賛した。
向田邦子賞は、故・向田邦子さんがテレビドラマの脚本家として、数々の作品を世に送り出し活躍してきた功績をたたえ、現在のテレビ界を支える優秀な脚本作家に贈られる賞として、1982年に制定。毎年4月に選考委員会を開いて、前年度に放送された作品を選考する。主催は東京ニュース通信社で、選考は歴代受賞者らによる向田邦子委員会が担当している。(毎日新聞デジタル)
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