「ストリート・オブ・ファイヤー」(84年)や「ウォリアーズ」(79年)のウォルター・ヒル監督が、02年の「デッドロック」以来10年ぶりにメガホンをとった「バレット」が、1日に封切られた。主演は、ヒル監督と初めて組むシルベスター・スタローンさん。「ラストスタンド」でのアーノルド・シュワルツェネッガーさんといい、今作のスタローンさんといい、往年のアクションスターが「エクスペンダブルズ」のヒット以降、活躍しているのはうれしい限りだ。
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さて、そのスタローンさんが演じるのは、元海兵隊員で、今は殺し屋をしているジミー・ボノモ。彼は、殺された相棒の復讐(ふくしゅう)のために、やむなく刑事のテイラーと手を組むことにする。テイラーはテイラーで、事件の背後に潜む巨悪を捕まえるためにジミーの協力が必要だった。かくして、マフィアや警察を相手に、2人の危険な戦いが繰り広げられていく……という展開。
最近めずらしいバディムービーで、殺し屋と刑事という組み合わせが新鮮。1942年生まれのヒル監督。10年ぶりの監督復帰作となるが、衰えは感じられない。「ストリート・オブ・ファイヤー」でのマイケル・パレさんとウィレム・デフォーさんの戦いのシーンを彷彿(ほうふつ)とさせる場面があったり、冷酷な殺し屋キーガン(ジェイソン・モモアさん)を魅力的に見せるなど、ヒル監督らしい演出が随所に生きている。テイラー役は、「ワイルド・スピード」シリーズに出演しているサン・カンさん。ほかにクリスチャン・スレーターさんらが出演。シリーズ化の予感もする。1日から丸の内ピカデリー(東京都千代田区)ほか全国で公開中。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
<プロフィル>
りん・たいこ=教育雑誌の編集、編集プロダクションをへてフリーのライターに。映画にまつわる仕事を中心に活動中。大好きな映画はいまだに「ビッグ・ウェンズデー」(78年)と「恋におちて」(84年)。
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