兵庫県尼崎市の非公式ご当地キャラクターの「ちっちゃいおっさん」をはじめとする全国のゆるキャラが、熱中症の予防を呼びかける「熱中症予防PR大使」(日本気象協会)に任命され、15日、池袋サンシャインシティ(東京都豊島区)で任命式が行われた。気象予報士の河島未怜さんから、任命書を手渡されたちっちゃいおっさんは、「謹んでお受けいたしまーす。おっさん、がんばるでー!」と意気込み、「熱中症だけに、ねえ、チュウしよう」とおやじギャグを披露し、集まった観客を苦笑させた。また同協会の新キャラクター「熱中くん」がお披露目された。
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任命されたのは、ちっちゃいおっさんのほか、厳しい暑さで知られる岐阜県多治見市の「うながっぱ」、東京・巣鴨の「すがもん」、新潟県津南町の「つなっぺ」、鳥取県の「トリピー」、埼玉県熊谷市の「ニャオざね」、岡山県備前市のBIZEN中南米美術館の「ペッカリー」、群馬県館林市の「ぽんちゃん」、大阪府の「モッピー」で、熱中くんと共に「熱中症予防PR大使」を務める。すがもんは、任命された感想について聞かれると、ひたすら手を振り、うれしさを表現しているようだった。
同協会の事業本部・情報システム事業部の齋藤佳奈子さんは、ゆるキャラの起用理由について、「熊谷市や多治見市、館林市はとても暑い地域。一方で、一般的に暑いイメージがないが、鳥取や岡山は救急搬送者数が多いんです。そういった地域から代表して、地域に帰っても活動をしていだける影響力のある方ということで任命させていただきました」と説明。熱中くんについては、「弊社で監修している熱中症計がモデルです。(熱中くんの体には)LEDが入っていて、熱中症計と同様に光るんですよ」と紹介した。
河島さんは、「熱中症とは、高温多湿な環境のもと、体の水分と塩分のバランスが崩れたり、体の調整機能が崩れたりして、吐き気、めまい、立ちくらみなどの症状に見舞われること。ひどいときは命を落とすこともあります」と説明。家の中でも熱中症になりやすい危険な場所があるといい、「狭い中での密室で高温多湿な環境になりやすいトイレや、(調理などで)熱が加わる台所やお風呂でも危険です」と注意をうながした。
同協会は、12年7~9月の全国の熱中症・救急搬送者が、前年より11.1%増の4万3864人だったことと、その約半分を高齢者が占め、さらに7~17歳の若年層も増加していることから、「熱中症ゼロへ」と題するプロジェクトを開始し、啓発活動を行っている。その一環で、子供から高齢者まで幅広く人気のある、ゆるキャラを熱中症予防PR大使に任命した。任命されたゆるキャラたちは、各地域で熱中症の予防を呼びかける活動を行う。(毎日新聞デジタル)
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