あまちゃん:24日から東京編スタート アキはどうなる!? 伏線の回収も

NHK提供
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 視聴率20%超が続くなど人気のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あまちゃん」の東京編が24日、スタートする。東京編では、能年玲奈さんが演じる主人公・アキが上京してアイドルを目指す姿に加え、小泉今日子さんが演じるアキの母・春子の過去が描かれ、現代と過去の東京と北三陸の三つの物語が重なり合うことになる。さらに、アキら47都道府県のご当地アイドルが所属するアイドルグループ「GMT47」や薬師丸ひろ子さんが演じる大女優・鈴鹿ひろ美らが新登場。急展開で「あまちゃん」ブームがさらに過熱しそうだ。注目が集まる東京編の見どころをまとめた。(毎日新聞デジタル)

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 ◇厳しい東京生活 GMT47や大女優・鈴鹿ひろ美とは!?

 22日に終了した故郷編は、岩手・北三陸の架空の田舎町を舞台に、東京で生まれ育ち、内気で引きこもりがちだった高校2年生のアキ(能年さん)が海女を目指すことになり、やがて「地元アイドル」として注目され、町おこしのシンボルとして駆り出されるようになる姿が描かれた。地元のアイドルとなったアキは、町に潜伏していた東京の芸能プロダクションに務める水口琢磨(松田龍平さん)からGMT47のメンバーにスカウトされ、アイドルを目指す親友のユイ(橋本愛さん)との友情、全国に北三陸をPRしたいという思いから上京を決意。苦手だった東京でアイドルを目指すことになる。

 一緒に上京するはずだったユイは父・功(平泉成さん)が病に倒れてしまい、アキは1人で上京する。アキが所属するGMT47は、東京・上野にある劇場を中心に活動する人気アイドルグループ「アメ横女学園芸能コース(アメ女)」の姉妹グループだが、アメ女のメンバーがライブを欠席した際に代役として舞台に立つことができる……と“2軍扱い”ということもあり、アキのアイドルの卵としての生活は想像以上に厳しくなりそうだ。

 アキは、東京でGMT47のメンバーである福岡県のアイドルグループ「親不孝ドールズ」の遠藤真奈(大野いとさん)、宮城県の「仙台牛タンガールズ」の小野寺薫子(優希美青さん)、埼玉県の「NOオーシャン」の入間しおり(松岡茉優さん)らと共同生活をしながら、デビューを目指すことになる。また、アキは、故郷編でたびたび話題になっていた映画「潮騒のメモリー」で主演を務めた大女優・鈴鹿ひろ美(薬師丸さん)と運命的な出会いを果たし、付き人となる。個性的な新たな登場人物から目が離せそうにない。

 ◇春子の過去が明らかに

 東京編では、春子の過去にも注目が集まる。1984年にアイドルを目指して上京した春子の姿は、奮闘するアキとどこか重なるところがあり、劇中では2009年と1984年の物語が交錯する。春子はGMT47やアメ女のプロデューサーである“太巻”こと荒巻太一(古田新太さん)と何か因縁があるようで、故郷編で張り巡らされた伏線がどのように回収されるかにも注目だ。また、母・夏と和解した春子、上京できなかったユイ、スナック「梨明日(リアス)」に集まる面々など北三陸の生活も引き続き描かれるのに加え、就職のために東京に行った種市先輩(福士蒼汰さん)やまめぶのPRのために北三陸を出た元「北の海女」のメンバー、あんべちゃんこと安部小百合(片桐はいりさん)も再登場。存在感のある脇役の活躍も見どころとなる。

 ◇終盤の展開は…

 NHKの訓覇圭プロデューサーは東京編について「(芸能界を描くため)業界モノになるとマニアックになるので、楽しく見せることを考えている。北三陸のシーンも残し、過去と2009年の東京を描くこともあり、テンポがアップします」と説明。また、「今は詳細を話すことはできないが、終盤では3・11(東日本大震災)も描く」と話しており、今後の展開にも興味が尽きない。

 「あまちゃん」はNHK総合で毎週月~土曜午前8時に放送中。

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