あまちゃん:新挿入歌「暦の上ではディセンバー」はクドカンが3分で作詞 ラップもあり

能年玲奈さんが演じるアキらが所属するアイドルグループ「GMT47」=NHK提供
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能年玲奈さんが演じるアキらが所属するアイドルグループ「GMT47」=NHK提供

 NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あまちゃん」で劇中に登場する人気アイドルグループ「アメ横女学園芸能コース(アメ女)」が歌うアイドルソング「暦の上ではディセンバー」の詳細が28日、明らかになった。人気を集めているアイドル歌謡曲風の挿入歌「潮騒のメモリー」と同様に、脚本家の宮藤官九郎さんが作詞を手がけ、作曲は大友良英さんとSachiko Mさん、江藤直子さん、高井康生さんの4人が担当し、ラップパートも用意されているという。劇中では、主人公のアキ(能年玲奈さん)らが所属するアイドルグループ「GMT47」のメンバーも路上ライブなどで同曲を歌う。

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 宮藤さんは「太巻さん(古田新太さんが演じるプロデューサーの荒巻太一)は振りから考え、それに合わせて曲と詞を考えるスタイルなので、僕も踊りながら、今回は3分で書きました。間にラップが入るのは、なんか、なまってるから面白いかなと思って。また大友さんを困らせてしまったようです。どうもすみません」、「潮騒のメモリー」に続き作曲を担当した大友さんは「宮藤さんが『潮騒のメモリー』(の歌詞)を5分で書いたことに対抗し、3分で作ろうと思いましたが、さすがに無理でした(敗北!)」と制作秘話を明かしている。

 同曲は09年にミリオンセラーを記録した大ヒット曲という設定で「暦の上ではディセンバー でもハートはサバイバー~」というサビの部分は、これまで劇中でもたびたび紹介されてきたが、「A!M!E!横! アメYO!YO!YO!横!」「男子禁制 選手宣誓 下町アイドル」などといった韻を踏んだパートも存在することが発表された。作曲は、大友さんがサビとメロディー、Sachiko MさんがAメロとBメロ、江藤さんがイントロと間奏、高井さんがリズムやバックトラックを担当している。

 また、劇中で「暦の上ではディセンバー」を歌いながらデビューを目指すアキを演じる能年さんは「アイドルって私たちの年代ではよく分からなくて、ハロプロ(ハロー!プロジェクト)さんやAKB(48)さん、ももクロ(ももいろクローバーZ)さんがそうなのかな? でも『あまちゃん』を通して少し感じたのは、(小泉今日子さんが演じる)春子ママもいっていたみたいに、80年代のアイドルって少し違う気がしてます。すごく遠い存在なのにいつも四六時中頭から離れない、そして思い出すとなぜか元気になれる、頑張ろうと思える……そんな存在に感じています。すごく難しいけど、めちゃくちゃ憧れます」とコメントを寄せている。

 「あまちゃん」はNHK総合で毎週月~土曜午前8時に放送中。(毎日新聞デジタル)

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