注目アニメ紹介：「ダンガンロンパ」　異色のゲームが待望のアニメ化

　「超高校級」の生徒たちが集められた学園で起きた殺人事件を「学級裁判」で解決するアニメ「ダンガンロンパ」が4日深夜から順次スタートする。

ウナギノボリ

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　2010年にスパイク・チュンソフトから発売された同名ゲームが原作。卒業するだけで、人生の成功が約束されるという「私立　希望ケ峰学園」。この学園に入学できるのは、「超高校級」といわれる傑出した才能を持つ生徒たちだけ。平凡な少年・苗木誠は抽選で選ばれて「超高校生級の幸運」を持つとされ、希望を胸に学園に足を踏み入れる。そのとき急なめまいに襲われた誠は目を覚ますと、14人の仲間たちとともに校舎の中に閉じ込められたことを知る。突然の状況に戸惑う彼らに、学園長と名乗るクマの形の動くぬいぐるみ・モノクマは「学校から卒業したければ、仲間を殺さなければなりません」と告げる。こうして「コロシアイ学園生活」が始まったのだ。

　超高校級の生徒たちはそれぞれの思惑を抱えており、やがて殺人事件が起こる。殺人を行ったものは「クロ」と呼ばれ、遺体が発見された時点で捜査が開始され、その結果に基づいて生存者による「学級裁判」が開かれる。誰が次の犯人となり、誰が命を奪われるのか。疑心暗鬼の渦巻く中で言葉の弾丸「コトダマ」が矛盾を打ち砕くハイスピードな学級裁判や、残虐だが妙にユーモラスで憎めないモノクマと生徒たちのポップな会話劇が見どころだ。

　苗木誠は「新世紀エヴァンゲリオン」の緒方恵美さん、モノクマは「ドラえもん」の大山のぶ代さんと原作と同じキャストを起用。アニメーション制作は「真剣で私に恋しなさい!!」やOVA「カーニバル・ファンタズム」のラルケが担当する。放送はMBS、TBSほか。