深田恭子:「いっぱいウソ言っちゃった」? ケータイドラマ「危険なカンケイ」主演

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 女優の深田恭子さんが主演を務めたケータイドラマ「危険なカンケイ」が、スマートフォン向け動画配信サービス「dビデオpowered by BeeTV」(dビデオ)で配信中だ。深田さんが演じるのは、宝石を奪うために商社に潜入した謎の女・楓役で、深田さんと同じく謎の多い社員・修司(福士誠治さん)と危険な恋をするという役どころ。楓について、深田さんは「重ねているウソがたくさんあるけれど、すべては任務遂行のため。好きでウソをついているわけではないので、悪女じゃないんです」とその魅力を語った。(毎日新聞デジタル)

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 ドラマは、深田さん演じる一流商社に勤める地味な派遣社員の伊月楓が、200億円の価値があるブルーダイヤを奪うため、スパイのように出会う男を色仕掛けで惑わせたり、さまざまな職業の現場に次々と潜入したりする……という展開。映画「DEATH NOTE デスノート」(06年)などを手がけた金子修介監督がメガホンをとっている。劇中で、ナースやパティシエ、ピア二ストなどにふんする楓について、深田さんは「私は本があって物語に引き込まれて演じている。(変装する)楓は、その場の設定も自分で作る。すごいと思った」と、スパイと女優の違いに感心した。

 金子監督からは、撮影に入る前に参考にしてほしいといわれて、オードリー・ヘプバーンさんの名作「シャレード」(1963年)を見たといい、「言葉でのだまし合い、会話のやりとりを面白いと思いました。でも、あくまでも監督のイメージとして参考のために見ました。あまりいろんなものを見ずに演じた方がいいので……」と話した。さまざまな変装を披露したが、一番好きだったのは「パティシエ。ほんの少しの時間だったんで楽しさだけが残りました」と目を輝かせた。

 ドラマにちなんで「最近ついたウソは?」と聞くと、「今日、いっぱいウソ言っちゃった……」とちゃめっ気たっぷりに答えた深田さん。「思っていなかったことを聞かれるので、一生懸命考えて答えるんですが、聞かれれば聞かれるほど、混乱してドキドキしちゃう。考えれば考えるほど分からなくなる。後で(取材が)文字になったときに、ああ、そうだったと思う」といい、「冷静に自分を見つめたい。ちゃんと答えなきゃ!」と笑顔で語った。

 女優として、NHK大河ドラマ「平清盛」では、主人公・清盛の妻・時子役で出演するなど、大きな作品も経験したが「実感としてはなかなか味わえていないですね。役によって全然違うので、役のたびに気持ちがゼロになる。もっと新しい自分を出せたら」と語る深田さん。今後やってみたい役は「自分の年齢と同じ女性。改めて、自分の年齢と向き合うような役を演じられたら。今の自分としてはそういう役がやってみたい」と等身大の演技を望んでいた。

 次回は、深田さんの休日の過ごし方などプライベートについて聞く。

 <プロフィル>

 1982年11月2日生まれ、東京都出身。96年にホリプロ主催の新人発掘オーディション「第21回タレントスカウトキャラバン」でグランプリを受賞しデビュー。98年のドラマ「神様、もう少しだけ」(フジテレビ系)で注目を浴びた。99年にはドラマ「鬼の棲家」(フジテレビ系)で初主演。同年にシングル「最後の果実」で歌手デビューも果たす。04年の映画「下妻物語」(中島哲也監督)では、ロリータファッションの桃子役で第59回毎日映画コンクールの主演女優賞を受賞。05年の主演ドラマ「富豪刑事」(テレビ朝日系)では大富豪の新人刑事、神戸美和子役で人気を集める。09年にNHK大河ドラマ「天地人」で大河初出演、12年の「平清盛」では、主人公・清盛の妻・時子役で出演した。13年は、7月期のドラマ「名もなき毒」(TBS系)に出演、「dビデオpowered by BeeTV」(dビデオ)で配信中のドラマ「危険なカンケイ」で主人公の伊月楓役を演じている。

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