濱田岳:“最高の食べ方”を探るドラマがレギュラー化 「“ゴックン”する勇気が身についた」

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 俳優の濱田岳さんが主演するWOWOWの連続ドラマ「お先にどうぞ」(毎月第1日曜午後11時)が、7日からスタートする。各話である特定の食べ物を“おいしく食べる技”を追求する濱田さんに、食ドラマならではの苦労話や見どころを聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 「お先にどうぞ」は、食べ物の魅力を最大限に引き出す“最高の食べ方”を、濱田さん演じる主人公・大石壮(≒おいしそう)が、毎回食通との食事で発見していく姿がコミカルに描かれるオムニバスドラマ。視聴者のインターネット投票でレギュラー番組を決める同局の「大人番組リーグ」で12年11月に「スパゲティナポリタン篇/餃子篇」が放送され、レギュラー化される4番組の一つに選ばれた。

 レギュラー番組として放送が決まったことについて、濱田さんは「みんなが投票してくれたお陰だし、うれしいです」と喜びのコメント。しかし一方で、毎回の撮影で食べる量が多いことから、「僕はほったらかしにしておくといくらでも太っちゃうタイプなので、朝食やロケ弁は食べないようにしています。体重増はゼロ(なし)にしたい」と語ると同時に、「食べる瞬間、大きく開いた口をアップで撮られる恥ずかしさっていうのはありますね。こんなことになるなら歯並びを矯正しておけばよかったなって(笑い)」と食ドラマの大変さを口にする。

 レギュラー化第1弾のメニューは「カツカレー」。交際のあいさつをするため恋人の実家に赴いた大石を相手の父親が喫茶店に誘い、「カツカレー」のカツ、カレー、ライスのバランスの食べ方でジャッジするというストーリーだ。

 その撮影を振り返り、濱田さんは「カツはひと口のパンチ力がある」といい、「すぐせりふを言わなければいけなかったりもするので、そこは根性ですかね。“ゴックン”する勇気というか。ぜんぜん咀嚼(そしゃく)してないけどのみ込む勇気っていうのは身についたかなと思います」と苦笑い。また、そんな主人公の状況を「現場の男のスタッフの人たちも『逃げ出すぜ』って言ってましたけど、あれはイヤでしょうね。あんな怖い思いをして食べたくはないですよね」と語る。

 同作は、毎回、食についてのこだわりを持った人物が大石の前に登場するのがお決まりだが、濱田さん自身は「おかずを単品で1個ずつかたずけていくのが小さいころからの習慣」という。これまで、ドラマで登場した“最高の食べ方”で参考になったものは「ギョウザの回で、酢にコショウを混ぜて食べるというのは、いいと思った」と語り、「知らない食べ方ばっかりなので、見ている方もやってみたいって思うことが多いと思うし、その食べ方を知っている方も『同士がいた』ってテンション上がると思う。ドラマに登場する食べ方は、お店にあるものでできるから、興味を持ったら、ぜひやってみてほしいですね」とアピールしている。

 「お先にどうぞ」は、7日からWOWOWプライムで毎月第1日曜午後11時に放送。全6話。初回は無料放送。第2話は「冷やし中華篇」を放送予定。

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