シンガー・ソングライターの山下達郎さんが、人気グループ「嵐」の松本潤さんと女優の上野樹里さんが初共演する恋愛映画「陽だまりの彼女」(三木孝浩監督)の主題歌を担当することが13日、明らかになった。同作のために書き下ろした新曲で、タイトルは「光と君へのレクイエム」。山下さんは「何よりまず、とにかく上野さんと松(本)潤くんのクローズアップがたまらなくすてきな映画。彼らの持つ若さと清廉さを歌にしてみたくてこの曲を作りました。淡く悲しい恋物語に一筋のぬくもりを」とアピールしている。同曲は10月上旬にリリース予定。
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松本さんは「敬愛する達郎さんに、僕が出演する作品の主題歌を書き下ろしていただいて、とても幸せです。エンドロールで達郎さんの歌を聞きながら、作品の余韻に浸れるのは、とてもぜいたくなことに感じました」、上野さんも「この曲の躍動感と生命力が、どんな夢のような幸せの数々も永遠のものにする強さをくれる。頭の先まで鳥肌が立ちました。 山下達郎さん、本当にありがとうございます。幸せがあふれます」と喜びを語っている。
「陽だまりの彼女」は、「女子が男子に読んでほしい恋愛小説ナンバーワン」がキャッチコピーの累計発行部数63万部を超える恋愛小説が原作。新人営業マンの浩介(松本さん)は、仕事の取引相手として中学時代の幼なじみ・真緒(上野さん)と10年ぶりに再会。いじめられっ子だった真緒は、魅力的な女性に変身しており、2人は恋に落ち、やがて結婚を決心するようになる。しかし、真緒には知られてはいけない“ありえない秘密”があり……というストーリー。上野さんは「のだめカンタービレ 最終楽章 前・後編」(09、10年)以来約3年ぶり、松本さんも「花より男子ファイナル」(08年)以来5年ぶりの映画出演を果たしている。
映画には、米バンド「ビーチ・ボーイズ」の「素敵じゃないか」がテーマソングとして使用されており、三木監督は「主題歌をお願いしたとき、山下さんは『まさかこの年でビーチ・ボーイズと真っ向勝負させられるとは思わなかった』と、言葉とは裏腹に少年のような笑顔でうれしそうに笑ってらっしゃいました」と山下さんとのエピソードを明かし、「音楽ファンとしてもうれしいこのコラボレーションを、ぜひ劇場の大音量で楽しんでいただけたら」と呼びかけている。映画「陽だまりの彼女」は10月12日から公開。公式サイトでは20日から予告映像が公開される予定。(毎日新聞デジタル)
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