西田敏行:ハリウッド映画で英語に苦戦「雑談する余裕もなかった」

ハリウッド映画「終戦のエンペラー」の会見に登場した西田敏行さん
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ハリウッド映画「終戦のエンペラー」の会見に登場した西田敏行さん

 俳優の西田敏行さんが18日、東京都内で行われたハリウッド映画「終戦のエンペラー」(ピーター・ウェーバー監督)のPRイベントに登場。日米の名優が共演した同作の撮影を振り返り、西田さんは「せりふはすべて英語で、とにかく雑談する余裕もなかった」と苦労を明かし、「でも、すばらしい皆さんと映画に参加できた喜びがその苦しみを凌駕(りょうが)した」と笑顔を見せた。

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 この日は、西田さんの妻役を演じる桃井かおりさんも出席し、「私は西田さんの横にいるだけの役だったんですが、西田さんの英語を助けるというか邪魔しながら……。西田さんに『話しかけないで!』と言われながら、現場を楽しく過ごしました」といたずらっぽく話し、報道陣に向けて「西田さんの英語、楽しみにしてて!」と呼びかけた。また2人は、昔からの飲み仲間で、夫婦役も「息ぴったりだった」とアピール。桃井さんは「点滴打ちながら飲んでましたね」と豪傑エピソードを明かし、会場を笑わせた。

 同作では、日米の名優が共演しており、イベントには西田さん、桃井さんのほか、トミー・リー・ジョーンズさん、米ドラマ「LOST」のマシュー・フォックスさん、初音映莉子さん、ウェーバー監督も出席。フォックスさんは「一緒に映画を作った友と再会できて大変喜んでおります」と語り、西田さんは「このすばらしい皆さんと共演できてうれしい。映画もすばらしいクオリティー。ぜひ1人でも多くの人に見ていただけたら」と同作をアピールした。会見後には、昭和天皇とマッカーサーが歴史的会見をした米大使館でフォトセッションも行われた。

 「終戦のエンペラー」は、第二次世界大戦の終戦直後を描いた歴史サスペンス。敗戦した日本にマッカーサー率いるGHQが上陸。マッカーサーは部下のボナー・フェラーズに、「この戦争の真の責任者を探せ」という任務を命じる。連合国、日本の元要人たちの思惑が激しく交錯するなか、謎が解き明かされていく……というストーリー。マッカーサーはジョーンズさん、フェラーズはフォックスさんが演じ、日本人キャストとして西田さん、桃井さん、初音さん、中村雅俊さん、伊武雅刀さんらが出演している。27日公開予定。(毎日新聞デジタル)

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