藤子・F・不二雄展:東京タワーで19日開幕 特別ライトアップも

19日から開催される「藤子・F・不二雄展」の様子(C)藤子プロ
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19日から開催される「藤子・F・不二雄展」の様子(C)藤子プロ

 「ドラえもん」「オバケのQ太郎」などの原作者・藤子・F・不二雄さんの生誕80周年を記念した「藤子・F・不二雄展」が19日から東京タワー(東京都港区)で開催される。藤子さんが藤子不二雄Aさんと高校時代、すべて手書きで描いた同人誌「少太陽」が初公開されるほか、藤子さんの仕事場がプロジェクションマッピングで体験できる「SF(すこしふしぎ)シアター」、作品の登場人物となって撮影できる「なりきりキャラひろば」など体感・体験型の展示も充実している。また同展の開催を記念して、18~21日は東京タワーが“ドラえもん色”でライトアップされる。

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 同展は「つなぐ、未来へ!」をコンセプトに大展望台やイベントスペースなどタワー全体を会場とし、生誕80周年にちなみ、すべて違った表情やひみつ道具を持った等身大のドラえもん80体がタワー内のさまざまな場所に設置されており、そのうちの55体が東京タワー開業55周年にちなみフットタウンの屋上に一斉に並んでいる。展示はフットタウン4階で開催され、「SF(すこしふしぎ)シアター」、原画の部屋、「藤子まんがのはじまり『少太陽』」「なりきりキャラひろば」「つなぐ未来へ」のゾーンに分かれている。

 「SF(すこしふしぎ)シアター」は原稿から飛び出したドラえもん、のび太と一緒にタイムマシンで“すこしふしぎ”な旅に出発するという設定で、藤子・F・不二雄さんの作品に登場するキャラクターたちが登場する。3D映像に風といった環境効果を加えた「4Dプロジェクションマッピング」で楽しむことができる。原画の部屋では「ドラえもん」や「オバケのQ太郎」の第1話の生原稿や、「オバケのQ太郎」の初期の白黒アニメ、SF短編の原画、藤子・F・不二雄さんの初期の代表作「てぶくろてっちゃん」や「すすめロボケット」の原画などが展示されている。

 「なりきりキャラひろば」では作品の世界に入り込んで写真撮影ができるゾーンで、のび太の部屋の引き出しから飛び出すように撮影できるセットや「ドラえもん」のエピソードの一つ「おばあちゃんの思い出」の1シーンを再現して撮影ができる体験型フォトポイントが用意されている。また、展示終盤の「つなぐ未来へ」では「こちら葛飾区亀有公園前派出所」で知られる秋本治さんや歌手で俳優の福山雅治さんなど藤子さんとゆかりのある著名人からのメッセージ色紙約90点が展示されている。

 会期は10月6日までで、開展時間は午前10時~午後9時(最終入場は午後8時半)。料金は高校生以上1500円、4歳~小・中学生800円。大展望台とのセット券は高校生以上2120円、小・中学生1160円、幼児(4歳以上)1010円、3歳以下は無料。会期中は無休。ショップでは会場限定オリジナルグッズや「藤子・F・不二雄ミュージアム」(川崎市多摩区)限定のアイテムも加えた約300点のグッズを販売する。(毎日新聞デジタル)

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