水木しげる:ウェブマンガ初参戦 戦後のマンガ媒体を全制覇

「やわらかスピリッツ」に掲載される水木しげるさんの描き下ろし読み切りマンガ「河童の三平 家の神」のカット(C)水木しげる/小学館
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「やわらかスピリッツ」に掲載される水木しげるさんの描き下ろし読み切りマンガ「河童の三平 家の神」のカット(C)水木しげる/小学館

 「ゲゲゲの鬼太郎」などで知られる水木しげるさん(91)の描き下ろし読み切りマンガ「河童の三平 家の神」が、小学館の無料ウェブマンガサイト「やわらかスピリッツ」に掲載されることが26日、明らかになった。水木さんがウェブ媒体にマンガを描き下ろすのは今回が初めてで、紙芝居、貸本、月刊誌、週刊誌と変遷を重ねてきた戦後のマンガ媒体すべてに執筆したという史上初の偉業が達成される。

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 「河童の三平 家の神」は、水木さんの代表作「河童の三平」のスピンオフ作品で、河童とよく似た容姿の少年・三平といたずら好きのタヌキのユーモラスなかけ合いが展開される。同作は、「やわらかスピリッツ」が、ゆうきまさみさん、浅野にいおさん、押切蓮介さんら人気マンガ家たちの読み切りマンガを順次掲載していく「読切祭」の第1弾として8月27日に公開されるほか、同日発売の「月刊!スピリッツ」(同)10月号にも掲載される。

 「やわらかスピリッツ」は、「週刊スピリッツ」「月刊!スピリッツ」に次ぐ“第3のスピリッツ”として12年11月に創刊された無料のウェブマンガサイト。月~金曜にほぼ毎日更新され、作品はPCやスマートフォンなどで登録不要で閲覧できる。“ゆるくて可愛いショート作品”を中心に掲載され、秀良子さんの「恋のまえにクロワッサン、愛のあとには目玉焼き。」、石川ローズさんの「やわらかロック」などが連載中。(毎日新聞デジタル)

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