風立ちぬ:ベネチア映画祭に出品

「風立ちぬ」のメーンビジュアル (C)2013 二馬力・GNDHDDTK
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「風立ちぬ」のメーンビジュアル (C)2013 二馬力・GNDHDDTK

 宮崎駿さんが5年ぶりに監督を務めたスタジオジブリ製作の劇場版アニメ「風立ちぬ」が、8月28日から開催される「第70回ベネチア国際映画祭」のコンペティション部門に出品されることがわかった。宮崎監督作品としては3度目、ジブリ作品としては4度目となる。

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 「風立ちぬ」は、宮崎監督が雑誌「Model Graphix(モデルグラフィックス)」(大日本絵画)の09年4月号~10年1月号に連載したマンガを基に、堀越二郎という実在したゼロ戦の設計者の生涯と、結核の美少女が登場する堀辰雄の「風立ちぬ」をイメージした物語。20日から公開中で、公開4日目には動員100万人を突破している。

 同映画祭に宮崎監督作品が出品されるのは2004年の「ハウルの動く城」(コンペティション部門)、08年の「崖の上のポニョ」(コンペティション部門)に続く3度目。「崖の上のポニョ」では「ミンモ・ロッテラ財団賞」を受賞し、宮崎監督は05年に優れた作品を生み出し続けている監督として「栄誉金獅子賞」も受賞している。また、06年には宮崎吾朗監督の「ゲド戦記」が特別招待作品として公式上映されている。

 宮崎監督は「リド島はとてもすきな島です。今回は映画祭に参加できません。イタロ・カプローニさんにお会いできなくて残念です」と「風立ちぬ」に登場するイタリアの飛行機制作者・カプローニのモデルとなったジャンニ・カプローニさんの孫を引き合いにコメントしている。(毎日新聞デジタル)

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