中国最大級のゲーム見本市「チャイナジョイ2013」が25日、中国・上海で開幕した。ゲームだけでなく、日本のアニメ「ONE PIECE(ワンピース)」や「魔法少女まどか☆マギカ」のブースも設けられ、多くの業界関係者やファンでにぎわい、日本のコンテンツのコスプレーヤーも多数訪れた。28日まで。
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チャイナジョイは、一般ユーザー向けのPR、業界関係者向けの商談、国際会議が融合した複合イベントで、昨年は約19万人が来場した。
中国は、家庭用ゲーム市場とソーシャルゲーム市場が拮抗(きっこう)する日本市場と異なり、PCオンラインゲーム市場が中心で、2012年度の市場規模は前年比24.7%増の約536億元(約8600億円)を記録。ただしスマートフォン向けゲームアプリ市場も前年比68.2%増の約65億元(約1040億円)と、高い成長率を見せている。会場でもスマホアプリの「フィッシングジョイ」で急成長したChukong社が巨大ブースを構えて存在感をアピールし、スマートフォン市場の勢いを感じさせた。
またチャイナジョイに先立って開催された国際会議「チャイナ・ゲーム・ビジネス・カンファレンス」では、スクウェア・エニックスの和田洋一会長らが登場。和田会長はソーシャルゲーム「拡散性ミリオンアーサー」の中国語版が「App Store」で2位を記録したことに触れ、「中国市場はABCでいえばSランク。いいパートナー企業とともに挑戦していきたい」と抱負を語った。このほか恒例のコスプレカーニバルでは、中国全土から集まったアマチュアのコスプレーヤーのチームがステージに上がり、踊りや寸劇を披露した。(小野憲史/毎日新聞デジタル)
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