声優の古谷徹さん(60)が3日、名古屋市東区の「オアシス21」で行われた「世界コスプレサミット2013」の「チャンピオンシップ」に審査員として出席した。先日、還暦を迎えた古谷さんは、自身の代表作である「機動戦士ガンダム」のアムロ・レイが着る“連邦軍の制服”風の青いちゃんちゃんこを着用して現れ、「普通はちゃんちゃんこは赤色を着ますが、僕は赤を着るわけにはいかない、アムロ的には。ライバルのシャア(・アズナブル)がいるので」と語り、会場の笑いを誘った。
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青いちゃんちゃんこは、バンダイやサンライズなどからプレゼントされた特注品といい、帽子がアムロのロボット「ハロ」がデザインされたもの。古谷さんは「今年しか着れないので、早速ここで着ようと。初お披露目です」とうれしそうにアピールしていた。
世界コスプレサミットは、世界各国の代表が2人1組で参加し、コスプレの完成度やパフォーマンスなどを競うイベント。今年は、日本、米国、英国、ドイツ、フランス、中国、タイ、インドネシアなどの20カ国が参加し、同日行われた「チャンピオンシップ」では、マジンガーZなどが登場するアニメ「マジンカイザー死闘!暗黒大将軍」のコスプレでパフォーマンスしたイタリア代表が、3年ぶり3度目の世界一に輝いた。
古谷さんは審査委員長として「チャンピオンシップ」に参加。今大会を「年々完成度が高くなっていて、感心する。今回はパフォーマンスに感心。日本語が上手だったり、立ち回りやお芝居が上手だったり」と評し、優勝したイタリア代表について、「コスチュームが非常に工夫されていて、質感が出ている。素晴らしかった」と絶賛。さらに、世界コスプレサミットについて「今後は五輪のようにさらにたくさんの国が参加して、気持ちが一つになれるイベントになったらいいなと思っている」と語った。(毎日新聞デジタル)