元お笑いコンビ「オセロ」の中島知子さんが主演する映画「ハダカの美奈子」(森岡利行監督)の製作発表会見が8日、東京都内で行われ、原作者の美奈子さん、森岡監督、美奈子さんの自伝「ハダカの美奈子」担当編集の週刊誌「FRIDAY」(講談社)の奥村健太郎編集次長、酒匂暢彦プロデューサーが登場した。会見の主な一問一答は以下の通り。(毎日新聞デジタル)
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中島さん:主役で光栄。いつも見ていたファミリー番組の主演を演じられるなんて。(「痛快!ビッグダディ」は)好きな番組だったのでうれしいです。
美奈子さん:私の人生が映画になるなんて考えもしなかった。ただただびっくりしている。
−−(中島さんへ)主演を演じる心境と原作についての感想は?
中島さん:ビッグダディは面白い人で、彼を追っていくと美奈子さんが出てきた。番組を一視聴者として楽しんでいました。美奈子さんの本を読むと、ご本人はからっとしているように見える。そうではない部分もあると思うんですが……。本はとても面白かったです。まさか自分がやらせてもらうなんて。すごいなと。びっくりしてうれしかったです。
−−緊張は?
中島さん:お休みをいただいていた。テレビに出ていないので、それもあって映画を頑張りたいと思っております。気合を入れていきたいです。
−−(美奈子さんへ)自伝が映画化されることについての気持ちは?
美奈子さん:私の人生が映画になったり本になったり……。中島さんに演じてもらえるなんて夢のような話。どんなふうになるのか想像もつかない。子供たちと一緒に楽しみにしています。
−−(森岡監督へ)話題作になるのでは? どんな作品にしたい?
森岡監督 :話題作りのための映画と思って見に来られると思う。やっぱり感動できる映画を作りたいと思っています。
−−(奥村編集次長へ)「ハダカの美奈子」が23万部を超えるヒットになりましたが、美奈子さんに執筆を依頼した経緯は?
奥村編集次長 番組のファンだった。「フライデー」で美奈子さんと(元夫の)林下清志さんに両方にご登場いただけないかと思いまして、1年ほど前に小豆島のダディの診療所で施術を受けながらお二人に話をしたことがきっかけです。1年後に書籍になって。ここまで反響があるとは正直思っていなかったので、うれしい誤算でした。
−−(酒匂プロデューサーへ)映画化の経緯は?
酒匂P:美奈子さんの本が23万部も売れているという圧倒的な事実に驚かされた。今の世の中、生きていくのが大変なときにこれだけ困難を乗り越えて生きている美奈子さんが支持されているのが話題だと思い、ぜひ映画化したいいと思った。
−−(中島さんへ)改めて主演の感想を。
中島さん:張り切って帽子までかぶって……。(かぶっている帽子を指して)花も咲いております。芸能界に入ってからずっと女優を勉強してみたかった。まさか主演で呼んでいただけるなんて。美奈子さんの半生を体当たりで演じたいです。
−−初ヌード写真集「幕間~makuai~」について。
中島さん:ぜひお買い求めください。(9日発売の「フライデー」でも写真集の特集グラビアが掲載されることを指して)袋閉じです。(袋を)切らずにいられない内容です。
「極道の妻たち」のかたせ梨乃さんの「あんたー」っていうシーンのファンなんです。もう一回言いましょうか?(「あんたー」を再演し)そういうセクシーなんだけれど女の情念のようなシーンのファンなんです。今回も、美奈子さんの何も格好つけもしないで生きているところが心を打たれる。思い切りいかないとダメだなと思う。濡(ぬ)れ場もやってみたかった。それで「フライデー」の方に協力いただいて(写真集を)やることになりました。
−−オールヌード?
中島さん:ふふふ。
−−仕上がりの感想は?
中島さん:皆さんの鼻血が止まらない内容だと思います。あと、誰かさんの言葉を借りれば「ハァハァ」言ってもらえれば。40代でぎりぎりなのでおじさまに見ていただいて楽しんでもらいたいです。
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−−美奈子さんの人生に共感する部分は?
中島さん:ご本人にしか分からない感情ってあると思う。一視聴者として(番組を)見たときにビッグダディの高速土下座のシーンがあるんですが、(ビッグダディが)あっという間に土下座するんです。そのときの美奈子さんの「ちょっと待ってよ」っていうマイペースな男につっこむシーンを見てスッキリした。美奈子さんの、女としても生きていきたいというところに、共感する。応援したくなる。
−−髪をばっさり切った?
中島さん:美奈子ヘアです。今日切ったんですが。(映画のヌードシーンに関しては)惜しみなく肉体をお見せできたらいいですけれども……、ニーズがあれば。シーンに合わせて。やってくださいってなったらやります。作品の邪魔をしない程度に。
森岡監督:気持ち的には親子でも見られる映画にもしたいし、おっちゃんたちが喜ぶ映画にもしたい。はざまですね。
−−自信がある体のパーツは?
中島さん:胸を中心にいこうかと。ぜひ美胸を見てくだされば。
−−ビッグダディは誰が演じる?
酒匂P:今回は中島さん以外の配役は公表を控えさせていただきます。
−−(奥村編集次長へ)写真集は映画と連動?
奥村編集次長:せっかく主演をやられるので、映画の世界観にリンクしたもので写真集を作りました。
−−(中島さんへ)ラブシーンは恋人に相談した?
中島さん:彼には相談しましたが……一応話は。……ほぼ無関心。頑張れと。「好きにやってこい」と言ってもらいました。応援してくれていると思いますね。ちょっとはやきもちを焼いてほしかったな。
−−過去の映画で目標のラブシーンはある?
中島さん:映画「吉原炎上」の「ここかんでーっ」って太ももを見せるところ。あのシーンが印象的。女の情念、生き方を監督にご指導いただければと思う。
−−(美奈子さんへ)原作使用の了承は取れている? 要望は出した?
美奈子さん:特に要望は出していない。ちゃんと了承しています。
酒匂P:基本的には原作使用に関してはご了解いただいた上で映画化に臨みました。そこは非常に気をつけました。
森岡監督:僕も原作を読んでますから(一同笑い)。
−−(森岡監督、酒匂Pへ)原作と美奈子さんの魅力をどう映画に反映させる?
森岡監督:シングルマザーが周りに多い。(美奈子さんは)子供が6人で、こんなに頑張っているっていうのがすごいと思う。勇気や希望を与えてもらえるのではと思う。
酒匂P:テレビシリーズをご覧になっていた方は、改めて美奈子さんの生い立ちを知ってさらに衝撃を受けると思う。美奈子さんの人生やこれからの美奈子さんをどう描くかを監督とつっこんでやりとりをしています。
−−(美奈子さんへ)原作執筆の苦労は?
美奈子さん:濃い内容で、過去のつらいことを思い出してつらかった。でも過去のつらい部分があって今の私がいる。思い出して泣きながら書いたりしました。私の人生が皆さんに響いているとかためになるとかそういう実感はない。びっくりしているだけです。
−−中島さんを今までどう見ていた?
美奈子さん:昔から見ていましたが……今回、中島さんに演じてもらうなんて「すみません」って感じです。
−−(中島さんへ)将来、大家族を持ちたい?
中島さん:大家族は大変そう。端から端まで走っていって障子をやぶるとか見ているので。お母さんが明るいから楽しそうと、はたから見ていて思う。大家族ではなくても家族は持ちたい。
美奈子さん:多い方が楽しいですよ。人数分だけ笑顔が増える気がします。
中島さん:いい話だねえ……。5人以上頑張ります! 間に合うかなあ。
−−(酒匂Pへ)映画のR指定の予定は?
酒匂P:監督と詰めている最中ですが、できれば家族で見てほしいのもあるので、バージョン違いも用意することもあるのかなあ。相談しています。
−−(中島さんへ)今後のビジョンは?
中島さん:演じることを真剣にやってみたい。演技の方もやっていければと思う。バラエティーにも出たいですが。ライブもやっているんですが、歌もやりたいです。
−−テレビは?
中島さん:テレビに出たい。もちろん出たいです。「5時に夢中!」という番組にたまに出させていただいているのですが……。
−−元相方の松嶋尚美さんに言いたいことは?
中島さん:写真集の意見を聞いてみたいです。(映画の話などは)伝えてないです。連絡もとっていない。
−−ファンに向けてメッセージは?
中島さん:テレビがすごく好きで、今回は映画に出させていただくのですが。独立をして「好きなことをやりたいんだ!」と飛び出してこの状況にいまして。守られたところから飛び出して手こぎボートの上でこいでいる最中。どこまで行けるのか分からないのですが。自分の中では気にしないで行かせていくつもり。ご迷惑をおかけした部分もあったけれど、今回、美奈子さんという実像の女のヒーローを演じさせていただくのは光栄でもあります。頑張りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
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