伊藤蘭:こだわりは「常用菌入り酵素を加えたスムージー」 映画「少年H」で母役を熱演

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 少年の目から見た戦中、戦後を描いた妹尾河童さんの自伝的小説の映画化「少年H」で、主人公の母・敏子役を演じた女優の伊藤蘭さん。夫の俳優・水谷豊さんとは、今作で結婚後初、約30年ぶりに共演した。しかも初めての夫婦役だが、原作の妹尾さんの強い希望と水谷さんからの勧めもあってこの役を引き受けることになったという。そんな伊藤さんに、さまざまな“こだわり”について聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 今、伊藤さんがこだわって毎日飲んでいるのは「グリーンスムージー」。内容は「必ず青菜を入れて、果物は2、3種類加えます。見た目がきれいじゃないと嫌なのでブルーベリーとか巨峰を合わせるとか、それにグリーンの野菜を入れると色があまりよろしくなくなるので、葉物だとセロリなどの白っぽいものを入れたりして、色味に気をつけながら(作って)飲んでいます」と話す。

 自身が持っている“常用菌”を溶け込ませた酵素を加えるのが伊藤さん流で、「常用菌を加えた酵素シロップを作っていただいたんですけれど、それをスムージーに加えるんです。そうすると、甘みが増して飲みやすいですね」と明かす。いま飲んでいるのは梅から作った酵素で「すごくおいしい」と笑顔で語る。

 「好き嫌いはない」という食べ物については、「白米を減らして、その分、玄米で補ったり。そういうことはときどきしています。ちょっと食べ過ぎちゃったときは炭水化物を少なめにしようとか、野菜を多くとろうというのは自然に、でもあんまり決め込まないでやっています」とさりげなく健康に気を使っている。

 体を動かすことについても、「あまりしないんですけど……。脇を伸ばすストレッチは欠かさずやっています。毎日、思いついたら寝る前とか朝起きたときとか」といい、やり方は「普通に脇腹を伸ばすのではなくて、伸ばす方に重心をかける。伸ばすと伸ばした方の足が上がるけれども、上げないで、重心を伸ばしている方にかけるんです。そうすると脇がより伸びる。誰かに教わったんだと思いますけれども、インナーマッスルが鍛えられるといいますね」とこちらも自然体で取り組んでいる。

 そのほかピアスにこわだりを持っているといい、撮影でつけていたのは自前のものではないが、「ピアスは割と好きですね。気に入ったものをほとんど繰り返す方なので、5種類くらいをローテーションでつけています」と語った。

 次回は、水谷豊さんと夫婦役で初共演となった映画「少年H」の撮影秘話などについて聞く。

 <プロフィル>

 1955年1月13日生まれ、東京都出身。73~78年にキャンディーズとして活躍。解散後は80年にドラマ「春のささやき」で女優として活動をスタート。映画出演作に「ヒポクラテスたち」「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌」(ともに80年)、「俺とあいつの物語」(81年)がある。夫の水谷豊さんと約30年ぶりに共演した映画「少年H」は10日から全国で公開。現在、ドラマ「DOCTORS 2~最強の名医~」(テレビ朝日系)に出演中。待機作に映画「くじけないで」(11月16日公開予定)がある。

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