野村克也さん:コスプレ始球式は「違和感だらけ」

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 プロ野球・楽天やヤクルトなどで監督を務めた野村克也さんが14日、神宮球場(東京都新宿区)で開催されたヤクルト対中日戦の始球式に登場した。始球式は映画「ローン・レンジャー」(ゴア・バービンスキー監督)の公開を記念し、野村さんはアーミー・ハマーさん演じる正義のヒーロー、ローン・レンジャー風のアイマスクなどを身につけてキャッチャーとしてグラウンドに立ち、ジョニー・デップさん演じるトントに扮(ふん)したピッチャーが投じたボールは外角に大きく外れて暴投となり、“名捕手”の貫禄を見せることはできなかった。

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 野村さんが始球式に登場するのは09年9月以来、約4年ぶりで、神宮球場では初めて。神宮球場のグラウンドに立った感想を「懐かしい。(ヤクルトの監督を務めた)9年間は最高でした」と話した。また、野村さんは、ローン・レンジャーのコスプレについて「違和感だらけ。いい顔をマスクで隠すのが気に入らない」と笑みを浮かべながら語り、暴投となった投球について聞かれると「(ピッチャーは)緊張していたんじゃない? 緊張するとボールが抜けちゃうんだよ」と解説していた。

 「ローン・レンジャー」は、復讐(ふくしゅう)に燃える悪霊ハンターのトント(デップさん)と正義に燃えるヒーロー、ローン・レンジャー(ハマーさん)の何もかも正反対な2人が、聖なる力に導かれ巨悪に立ち向かうアクションアドベンチャー。「英国王のスピーチ」「レ・ミゼラブル」などのヘレナ・ボナム・カーターさんが義足に銃を仕込んだ勝ち気な女性レッド役で出演している。(毎日新聞デジタル)

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