俳優の松山ケンイチさんが、手塚治虫さんの名作「ブッダ」を劇場版アニメ化する全3部作の第2弾「BUDDHA2 手塚治虫のブッダ−終わりなき旅−」(小村敏明監督、2014年2月8日公開)に声優として参加することが18日、明らかになった。母と姉をインドの大国・コーサラ国軍に殺され復讐(ふくしゅう)に燃える盗賊タッタ役を演じる。松山さんは、同マンガの大ファンでタッタに特に思い入れがあったといい、前作の公開前から同役を演じたいと製作側にラブコールを送り続けていたという。また女優の吉永小百合さんが前作に続いて声優で参加することも明らかになった。松山さんと吉永さんが共演するのは今回が初めて。
ウナギノボリ
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「ブッダ」は、1972年から約10年にわたって連載された長編で、後にブッダとなるシャカ国の王子・シッダールタの生涯を描いた。単行本は全14巻で発行部数2000万部を誇り、米国で最も権威のあるマンガ賞の一つで「マンガのアカデミー賞」といわれる「アイズナー賞」の最優秀国際作品部門を2004年と05年に受賞している。劇場版は全3部で構成。その第1弾「手塚治虫のブッダ−赤い砂漠よ! 美しく−」は11年5月に公開された。
第2弾では、王子という身分を捨てたシッダールタと、行く先々で出会う人々との物語が展開する。松山さんは「とても光栄に思っています。人間の性に翻弄(ほんろう)される大人になったタッタをしっかりと演じ切りたいと思っています」と意気込み十分。シッダールタの母・マーヤー天を演じる吉永さんは「ブッダの母の声で作品をより分かりやすく見ていただけるよう努めます」と話している。そのほかの声優は前作に続き、シッダールタ役を吉岡秀隆さん、シッダールタの父でシャカ国の王・スッドーダナ王役を能楽師の観世清和さん、シッダールタがかつて愛した女盗賊ミゲーラ役を水樹奈々さんが務める。(毎日新聞デジタル)
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