BS11:慶応大地下から「戦艦大和出撃命令」 戦争遺跡を考える ウイークリーニュースONZE

慶応大日吉キャンパス(横浜市港北区)の地下に残る旧海軍連合艦隊司令部跡
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慶応大日吉キャンパス(横浜市港北区)の地下に残る旧海軍連合艦隊司令部跡

 BS11の報道番組「ウイークリーニュースONZE」(毎週日曜日午後6時)は18日、戦後68年の終戦記念日を迎え、「風立ちぬ」「少年H」「終戦のエンペラー」など戦争をテーマにした映画も上映されるが、戦争体験者の高齢化により記憶の風化も叫ばれる中、身近な場所で歴史を伝える戦争遺跡を紹介する特集「戦後68年 今も残る“大日本帝国の遺跡”」を放送する。 

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 戦争遺跡は、広島の「原爆ドーム」など戦争の被害をとどめたり、長野市松代地区の「松代大本営跡」など戦争のために造られた施設で、全国200件以上が国・自治体から文化財として指定を受けているという。番組では、慶応大日吉キャンパス(横浜市港北区)の地下に残る旧海軍連合艦隊司令部跡や埼玉県深谷市の旧軍需工場跡、埼玉県川越市で見つかった陶製手りゅう弾などを紹介する。

 慶応大の司令部は1944年に米軍の爆撃に備えて造られたもので、1945年4月には戦艦大和の最後の出撃命令が出されたことでも知られている。番組では、戦争遺跡に詳しいノンフィクションライターの西牟田靖さんをゲストに、戦争遺跡の意義と保存の課題などを考える。

 放送は18日午後6時から、キャスターは元村有希子・毎日新聞科学環境部編集委員と黒塚まやさん、コメンテーターはジャーナリストの山路徹さん。(毎日新聞デジタル)

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