満島ひかり:台風女? 直撃で撮影変更も「雨になってよかった」

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 女優の満島ひかりさんが31日、東京都内で行われた主演映画「夏の終り」(熊切和嘉監督)の初日舞台あいさつに登場。映画は兵庫県の淡路島や加古川で撮影し、一緒に登壇した熊切監督が「満島さんが『私は台風女です』っていってたんですが、撮影中2回も台風が直撃して。淡路島経由で加古川へ抜けるような……。(台風の影響から)うまく雨のシーンに設定変更した」と裏話を暴露。苦笑いを浮かべた満島さんだったが、「すごく雨になってよかった。いろんな今まで乾いていたものがまた水がしたたってきたような場面になったと思います」と変更されたシーンに太鼓判を押していた。

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 映画は、作家の瀬戸内寂聴さんが自身の体験をもとに書いた小説が原作で、男女の三角関係を描いた大人のラブストーリー。妻子ある年上の作家・小杉慎吾(小林薫さん)と一緒に暮らす相澤知子(満島さん)の前に、知子が結婚していた12年前に出会い、夫と子供を捨てて駆け落ちした年下の木下涼太(綾野剛さん)が現れる。知子は慎吾との生活を続けながら、涼太とも関係を持つ……という内容。

 舞台あいさつには、綾野さん、小林さんも出席。初日を迎えた感想を聞かれた満島さんは「見られたくないです。ちょっと恥ずかしい思いも残ってます。何か新人さんのような気持ちで挑んだ現場だったので」と心境を告白。綾野さんは「満島さんは、誠心誠意、気持ちを込めてすごいところまで自分を引っ張ってやっていた」と明かし、主演女優を褒めたたえた。(毎日新聞デジタル)

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