MD松尾のヒット解析：「ジョジョ」が今年度最高の初動を記録ッ！　「FF14」も絶好調

　TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー（MD）の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

ウナギノボリ

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　「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」（PS3、バンダイナムコゲームス）が圧倒的な売れ行き。これだけ瞬発力のあるタイトルは久しぶりで、今年度最高の初動を記録しています。2位の「ファイナルファンタジー（FF）14：新生エオルゼア」（同、スクウェア・エニックス）も絶好調。「ジョジョ」の半数以上を売り上げており、オンラインゲームの初動としては素晴らしい売れ行きです。3位には「ラグナロク オデッセイ エース」（Vita、ガンホー・オンライン・エンターテイメント）が入っています。

　◇今週の動き

　「ジョジョ」「FF14」のワンツーは不動でしょう。新作では「パペッティア」（PS3、SCE）に注目。テレビCMも入ってプロモーションにも力を入れています。実際に遊んでみましたが、レスポンスのいいアクションゲームで、世界観もしっかりしています。子供向けというイメージもありますが、むしろ大人に遊んでほしいタイトルですね。

　◇ランキングは次の通り。（8月26日～9月1日・TSUTAYA調べ・限定版含む）

1位　ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル（PS3）

2位　ファイナルファンタジー14：新生エオルゼア（PS3）

3位　ラグナロク オデッセイ エース（Vita）

4位　ロストプラネット3（PS3）

5位　ディズニー マジックキャッスル マイ・ハッピー・ライフ（3DS）

6位　マリオ＆ルイージRPG4（3DS）

7位　妖怪ウォッチ（3DS）

8位　コンセプション2（Vita）

9位　魔装機神3（PS3）

10位　トモダチコレクション 新生活（3DS）

　◇プロフィル

　松尾武人（まつお・たけと）　TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ　リーダー

　「GAME　TSUTAYA」加盟約500店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。