梅宮辰夫:28年ぶりにNHKドラマ出演 「やっぱり台本が違う」

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 俳優の梅宮辰夫さんが9日、東京・渋谷のNHKで行われた千葉放送局開局70周年記念ドラマ「菜の花ラインに乗りかえて」の会見に出席した。1985年の「ロックシンガーは闇に沈む」以来、28年ぶりに同局のドラマに出演する梅宮さん。今回68歳にして鉄道の運転士を目指す鴨川善三郎役を演じ、「正直いって、のほほんとした、のんびりとした役をいただいたのは初めてでして、やっぱりNHKの台本は違うなと感心しました」と話し、共演者を笑わせていた。

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 会見には、主演を務めた吹石一恵さん、石黒賢さん、浅田美代子さん、小川涼さんらも出席。ドラマはリストラと失恋に直面した元国際線の客室乗務員である本多かおり(吹石さん)が、故郷の房総半島を縦断するローカル鉄道「かざみ鉄道」で運転士を目指す……という物語。千葉県の「いすみ鉄道」をヒントにして作られた。

 700万円の訓練費を払って運転士を目指す訓練生役の梅宮さんは「ロールスロイスを運転してみたいと思ったことはあったけど、蒸気機関車とかディーゼル車とかを運転しようとは思ったことは一度もありませんでした。ただ、撮影が終わると、やっぱ運転してみたかったですね」としみじみ語り、同じく運転士を目指す役の吹石さんも「電車にはさほど興味ないので、『ま、いいかな』と思っていたんですが、(撮影のため)実際練習したりすると、ブレーキハンドルのフォルムがすごくかっこいいと思えて。いつの間にか電車好きな人間になっていたのかなと。なんちゃって“鉄子”になってました」と苦笑いを浮かべていた。

 ドラマはBSプレミアムで10月9日午後10時放送。(毎日新聞デジタル)

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