ATARU:劇場版が初登場首位 「風立ちぬ」のV9阻止

「劇場版 ATARU THE FIRST LOVE&THE LAST KILL」の一場面 (C)2013劇場版「ATARU」製作委員会
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「劇場版 ATARU THE FIRST LOVE&THE LAST KILL」の一場面 (C)2013劇場版「ATARU」製作委員会

 17日に発表された14、15日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、人気グループ「SMAP」の中居正広さん主演で2012年4月期に放送された連続ドラマ「ATARU」(TBS系)を映画化した「劇場版 ATARU −THE FIRST LOVE & THE LAST KILL−」が初登場首位。全国304スクリーンで公開され、土日2日間の成績は約28万9600人、興行収入は約3億5500万円となり、宮崎駿監督の引退作「風立ちぬ」のV9を阻止した。

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 「風立ちぬ」は2位に後退したものの、16日までの累計成績は動員857万人、興行収入106億円を突破。邦画での100億円突破は、2008年7月19日公開の「崖の上のポニョ」以来で、洋画も含めると10年7月10日公開の「トイ・ストーリー3」以来となる。

3位は俳優のヒュー・ジャックマンさん最新主演映画「ウルヴァリン:SAMURAI」が初登場。全国655スクリーンで公開され、土日2日間の成績は約13万8300人、興行収入は約1億8400万円となった。俳優の渡辺謙さん主演の「許されざる者」は、4位に初登場。全国327スクリーンで公開され、土日2日間の成績は約12万8800人を動員し、興行収入約1億4400万円となった。そのほか新作は、全国27スクリーンという小規模公開ながら、思春期の自己愛や妄想を表す俗語「中二病」を題材にした人気アニメの劇場版「小鳥遊六花・改 −劇場版 中二病でも恋がしたい!−」が9位に初登場。10位にも、36スクリーンでの小規模公開で、人気アニメのアナザーストーリーを描いた「コードギアス 亡国のアキト 第2章『引き裂かれし翼竜』」が初登場した。

 「ATARU」は、チョコザイと名乗るサバン症候群の青年・アタルが、特殊な能力で警察も気づかなかった微細な証拠から事件解決につながる言葉を発し、それをきっかけに刑事・蛯名舞子と舞子の上司・沢俊一が推理し、難事件を解決に導くミステリー。中居さんほか、レギュラーメンバーの栗山千明さん、北村一輝さん、玉森裕太さんらが出演。劇場版には、堀北真希さん、松雪泰子さん、岡田将生さんらも出演している。

 「ウルヴァリン:SAMURAI」は、X-MENシリーズの人気キャラクター・ウルヴァリンを主人公にしたシリーズの第2弾で、強固な爪と驚異的な治癒能力を備えたローガン(ウルヴァリン)が日本を訪れ、日本人女性と恋に落ちるが、何者かのわなにはまって治癒能力を失い、心身にダメージを負う。初めて自らの“限りある命”を意識し、さらなる過酷な運命をたどっていく。「許されざる者」は、クリント・イーストウッドさんのオリジナル版(1992年公開)をリメーク。1880年の明治維新期を舞台に、かつて“人斬り十兵衛”と恐れられた男が、町を治める絶対的な支配者・一蔵に立ち向かう姿を描く。(毎日新聞デジタル)

1位 劇場版 ATARU −THE FIRST LOVE & THE LAST KILL−

2位 風立ちぬ

3位 ウルヴァリン:SAMURAI

4位 許されざる者

5位 劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

6位 マン・オブ・スティール

7位 キャプテンハーロック

8位 貞子3D2

9位 小鳥遊六花・改 −劇場版 中二病でも恋がしたい!−

10位 コードギアス 亡国のアキト 第2章「引き裂かれし翼竜」

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