幕張メッセ(千葉市美浜区)で22日まで開催された国内最大のゲーム展示会「東京ゲームショウ2013」。一般公開日の21、22日には、「艦隊これくしょん~艦これ~」など、人気ゲームのキャラクターになりきったコスプレーヤーが集まり、自慢の衣装を披露した。今回は、コスプレーヤーや撮影者が近年増加していることを受けて、コスプレの撮影が可能なエリアを変更した上で拡大。8月に行われたマンガの祭典「コミックマーケット84」でもコスプレエリアの拡大が図られたが、人気イベントでの相次ぐエリア拡大が改めてコスプレ人口の広がりを裏付けた格好だ。
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コスプレは昨年まで、メーン会場である1~8ホール間の通路「やすらぎのモール」の一部のみで可能だったが、今年は、別館にある9ホール内の一部とその屋外に変更し、エリアが大幅に拡大された。主催者側は変更について「これまで通路付近でコスプレを行っていたため、混雑すると通行者の妨げになっていた。また、近年、参加者が増えてきたこともあり、安全性を考えてエリアを変更した」と説明している。
ゲームショウ内で行われたコスプレファッションショー「Cosplay Collection Night(コスプレコレクションナイト)」の司会も務めたコスプレタレントの綾川ゆんまおさんは「前回まではエリアが狭いため、混乱することもあり、撮影者から不満の声を聞くことがあった。エリアが拡大されたことによって、コスプレーヤーも撮影者も快適になった」と変更を喜び、「今年のコスプレコレクションナイトは過去最高の盛況だったこともあり、来年のゲームショウではコスプレがさらに盛り上がるかもしれません」と期待を寄せている。
今回、特に目立ったのは、今夏ごろからユーザー数が急激に増加した「艦これ」で、「島風」や「金剛」などのキャラクターのコスプレが人気を集めていた。また「ファイナルファンタジー」「モンスターハンター」シリーズ、初音ミクなどボーカロイド系、「アイドルマスター」といった定番化しているコスプレも多かったほか、テレビアニメ化された人気ゲーム「ダンガンロンパ」のコスプレを楽しんでいる人も多く見られた。(毎日新聞デジタル)
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