島耕作:CGキャラで初会見 「生涯現役」を宣言

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 弘兼憲史さんの人気マンガ「島耕作」シリーズの主人公で、TECOT会長に就任した島耕作が9日、“日本に本物のジェントルマンを育てるプロジェクト”「CLUB GENT supported by TOYOTA CAMRY」発足記念イベントにCGキャラクターとして登場。プロジェクトの発起人を務める島会長は、俳優の宅間伸さん、タレントの森泉さん、弘兼さんらとともに人生初の会見に応じ、「初めてなのでお手柔らかにお願いします」とあいさつ。現在66歳だが、「自分で終わりを決めるのは性に合わない。日本のために生涯現役でまい進していきたい」と宣言した。

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 また、最近気になる流行語について聞かれると、「やっぱり『おもてなし』じゃないでしょうか。ビジネスの世界にもジェントルマンにも通じるところがある」と説得力のある答え。かつて島耕作を演じた宅間さんは「課長時代は同じくらいだったけど、いい人生を送るとこういうふうにいい大人になれる。目標の人物。でも追いつかないな」と苦笑い。CGキャラを前に弘兼さんは「君とこうやって対面するのは不思議な感じだね」と笑顔を見せつつ、「私も66歳で自分と一緒という感じ。私が死ぬときに『島耕作』も終わると思う。(東京)オリンピックまでは生きていたいですね」と語っていた。

 「CLUB GENT」は、連載の中で、島耕作が66歳の誕生日に妻から“上質なクルマ”(トヨタ・カムリ)をプレゼントされたことがきっかけで発足したプロジェクト。“上質を知ろう”をテーマに、島耕作が培ってきた上質な知識・体験を、「食」「人」「能」「旅」の四つのテーマで、「モーニング」をはじめ、「おとなの週末」「週刊現代」「クーリエ・ジャポン」「FRaU」「現代ビジネス」「ベストカー」という講談社の7誌の編集部と連携し、誌面やウェブで“上質”を紹介する。イベントには、プロジェクトメンバーの山田五郎さん、ドン小西さん、お笑いコンビ「ハマカーン」の2人もゲストで登場した。

 島耕作シリーズは累計3600万部以上を発行する人気作で、1983年に「課長 島耕作」のタイトルで「モーニング」(講談社)で連載が始まり、出世とともにタイトルも「部長」「取締役」「常務」「専務」「社長」と変更。現在は社長を退任した後の「会長編」が同誌で連載されている。(毎日新聞デジタル)

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