ゲーム質問状:「サカつく」 PS3とPS Vitaで家でも外でも

「サカつく プロサッカークラブをつくろう!」(セガ、PS3・Vita)
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「サカつく プロサッカークラブをつくろう!」(セガ、PS3・Vita)

 ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は「サカつく プロサッカークラブをつくろう!」(セガ、PS3、Vita)です。プロデューサーの島野光弘さんに作品の魅力を聞きました。

ウナギノボリ

 −−ゲームの内容について教えてください。

 「プロサッカークラブをつくろう!」略して「サカつく」、その名の通りプロのサッカークラブをつくってしまおう!というゲームです。Jリーグや海外クラブの監督兼オーナーになることが可能。また、自身の出身地や住んでいる町などを本拠地にオリジナルのクラブをつくることも可能です。

 プレーヤーの思いのまま「クラブ経営、選手育成、試合采配」等を行い、自身が思い描く夢のクラブをつくる! そして世界最強クラブを目指す! 「サカつく」とはそんなサッカーファンの夢をかなえることができる「サッカー運営シミュレーションゲーム」です。

 −−セールスポイントは?

 今回はなんと言ってもシリーズ初のマルチプラットホーム対応でPS3版、PS Vita版、2機種を同時に発売することです。どちらも内容は同じですので、自身のライフスタイルに合わせた機種を選んでいただければと思います。さらにPS3版とPS Vita版とでセーブデータの共有ができるので、PS3版を家で遊んで、その続きを外に持ち出しPS Vita版を外で遊ぶなんてことも可能となったのです。家でもサカつく、外でもサカつく、いつでもサカつくを楽しむことができるようになりました。

 −−企画のコンセプトは?

 本作は6年ぶりに据え置き機でも発売となるのですが、ここ最近のシリーズでは携帯機での発売が続いていました。しかしファンの皆様から据え置き機での発売を望まれる声がかなり多く寄せられているのは私ども開発スタッフの耳にも届いておりました。そこでどのようにシリーズを進化させ、皆様に注目していただき、更に結果を出し、今後のシリーズを進めていくかを考えた時に、現時点ではPS3版、PS Vita版として制作し、クロスプラットフォーム対応という流れ、進化がベストと考えました。

 その他、ネットワーク対戦、ネットワーク大会の開催、コールドスリープ機能(※1)など、ネットワークを介しての遊び方を充実させました。もちろんネットワークにつなげなくとも十分遊びつくせる内容となっていますが、ゲーム内最強だけではなく、更に全国のユーザーと戦うことで、自分のクラブがどれだけ強いのか?どれだけ良いクラブが作れているのか?をランキングによって知ることができます。この広がりがシリーズの進化、今後のシリーズの基盤となればと考えて制作しました。

 −−ゲームの開発で苦労したこと、面白いエピソードを教えてください。

 苦労した部分といえば、PS3版、PS Vita版、PSP版(※2)と3機種同時に開発したことですね、3機種といってもダウンロード版、サカばん(PS Vita専用無料アプリゲーム)、ダウンロードコンテンツ等、本編とは別に関連するコンテンツを多数制作しましたので単純に×3というわけではありませんでした。ただ、苦労はしましたがこれらのコンテンツが本作をより深く、より遊びこめる要素となっていますのでご期待ください。

 −−今後の展開、読者へ一言お願いします。

 PS3/PS Vita版が10月10日に発売されましたが、10月17日にはPSP版が発売され、同日にPS Vita専用アプリ「サカばん」を無料配信いたします。また、ネットワーク大会の随時開催、ダウンロードコンテンツ(オリジナルユニホーム等)の配信もしていきますので、長く、深く遊びこめる内容となっています。

※1(選手枠以外に選手をサーバーに保存する機能)

※2 10月17日発売 PSP版「J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!8 EURO PLUS」 2013年度新データを搭載したPSP版

 「サカつく プロサッカークラブをつくろう!」プロデューサー 島野光弘

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