寺島しのぶ:嫉妬が基準? 映画審査で抱負

国際審査委員として第26回東京国際映画祭の記者会見に出席した寺島しのぶさん
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国際審査委員として第26回東京国際映画祭の記者会見に出席した寺島しのぶさん

 女優の寺島しのぶさんが17日、六本木ヒルズ(東京都港区)で開幕した「第26回東京国際映画祭(TIFF)」の記者会見に登場。コンペティション部門を審査する国際審査委員を務める寺島さんは「私は演技をする者なので、やはりほかの役者さんの演技も気になる。『私がやったほうがいいな』と思えるのはきっといい映画ではないのでしょう。出ている役者に嫉妬するのがいい映画だと思う」と持論を展開し、ほかの審査委員たちをうならせた。

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 国際審査委員という“大役”に寺島さんは「審査員という重要な役をいただいてプレッシャー。女優としてグリーンカーペットを歩いた方がどんなに気が楽か」とあいさつし笑いを誘った。一方、国際審査委員長を務める中国のチェン・カイコー監督は「来年の映画の準備をしている。東京に来て若手の作品を見られていい勉強のチャンスだと思う」と意欲をたぎらせていた。

 記者会見には寺島さん、カイコー監督のほか国際審査委員を務める、米国のクリス・ワイツ監督、韓国の女優のムン・ソリさん、英国出身のプロデューサー・クリス・ブラウンさんが出席した。TIFFは六本木ヒルズを主会場に東京都内の劇場などで開催されるアジア最大級の映画の祭典。(毎日新聞デジタル)

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