JUJU:目標は「ジャズシンガー」 デビュー15周年でWOWOW特番

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 来年デビュー15周年を迎える歌手のJUJUさんが4日放送のスペシャル番組「JUJUスペシャル~JAZZ・COVER・ORIGINALすべて見せます~」で、WOWOWに初登場する。ミュージックビデオから人気カバー・ライブイベント「ジュジュ苑」、ジャズの聖地「ブルーノート東京」で開催された「JUJU JAZZ TOUR 2013 at ブルーノート東京」の模様まで網羅した特別番組にJUJUさんは「決定したときはすごくうれしかった」と喜ぶ。「分からないことはジャズに聞けばいい。あると楽になれる精神安定剤」とジャズの魅力を語り、デビュー15周年を振り返ってその思いを語った。(毎日新聞デジタル)

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 大好きな音楽の中でも、特にジャズに対しての憧れが強かった。「仲良くなるのが一番難しい音楽。ニューヨークでジャズシンガーになりたいと思ったものの、ヒップホップもハウスとも仲良くなれたのに、ジャズだけは、子供じゃだめだと思った」と、19歳で一度はジャズシンガーをあきらめたという。

 その後は「一体私はどこに向かっているのかと思った」というJUJUさん。ターニングポイントとなったのは06年に発売した自身初のバラード曲「奇跡を望むなら…」だった。歌手としての最後のチャンスだったといい、「全然自信がなくて、でも言い争う気力もなくて『分かりました』と従った。後悔だけはしたくないと思ったので、誠心誠意取り組んだ」と振り返る。同曲がヒットし、ファンから「癒やされる」というメッセージを受けて、「まさかバラードが正解だったとは。“目からうろこ”だった。歌うことで癒やされるなんてすてき。聞いてくださる人のために歌いたい。それ以降は、歌いたくないジャンルがなくなった」と、ファンへの感謝と、音楽への熱い思いを明かす。

 11年に自身初のジャズアルバム「DELICIOUS」を発売し、2枚目の計画はなかった。しかし、今年4月期の連続ドラマ「TAKE FIVE」(TBS系)でジャズシンガー役に起用されたことをきっかけに今年6月の「DELICIOUS ~JUJU’s JAZZ 2nd Dish~」の発売を決めたという。アーティストとしては門外漢となるドラマ出演にちゅうちょはしたものの「もし私が『TAKE FIVE』を断って、ほかの誰かが歌うのは嫌だった」と出演を決めた理由を語り、「主題歌ではないので、シングルCDにはならない。どうにかして『TAKE FIVE』を残せないかと思って、2枚目を作った」と明かす。ジャズアルバムを2枚発売したが、「ジャズシンガーといえるのは、80~90歳くらいになってから」と笑うJUJUさん。「ジャズの根っこは生きざま、自分をジャズシンガーって言えるようになるのが目標」と目を輝かせていた。

 4日放送のスペシャル番組「JUJUスペシャル~JAZZ・COVER・ORIGINALすべて見せます~」は3本立て。午後3時からは、これまでのミュージックビデオでヒット曲の歴史をつづる「JUJU MUSIC LIBRARY」を放送。午後4時からは、12年10月10日の「JUJUの日」を記念した人気カバー・ライブ・イベントの模様を放送する「JUJU ジュジュ苑全国ツアー2012 at 日本武道館」。JUJUさんのインタビューとともに、今年8月にブルーノート東京で行われたライブの模様を放送する「JUJU JAZZ TOUR 2013 at ブルーノート東京」は午後6時から、それぞれWOWOWライブで放送される。

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