中村うさぎ:「サンデー毎日」連載再開 せまる死を前に「遺言」をつづる

都内の入院先の病院で、笑顔を見せる中村うさぎさん=2013年10月29日撮影
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都内の入院先の病院で、笑顔を見せる中村うさぎさん=2013年10月29日撮影

 原因不明の病で一時心肺停止となり、現在も入院中の作家・中村うさぎさんが雑誌「サンデー毎日」でタレントのマツコ・デラックスさんと週替わりで執筆しているエッセー「うさぎとマツコの往復書簡」の連載を11月5日発売号から再開、「私の遺言」として、目の前まで迫った死を振り返りながら、パートナーの必要性を訴えていることが分かった。

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 エッセーの中で中村さんは、闘病生活で「人は誰かに甘えなきゃ生きて行けないのね」と思い知り、パートナーの必要性を指摘。「パートナーとはね、『生死を共にする相手』なのよ」と訴え、自分の夫がゲイであり、恋愛感情はないものの、たがいを必要とするパートナーであるとつづっている。またパートナーを結びつけるものとして「結婚」という制度が有用であるとも語っている。

 「うさぎとマツコの往復書簡」は2009年6月から始まり、現在も続く「サンデー毎日」の人気エッセー。中村さんが「魂の双子」と呼ぶマツコさんとともに、自分という存在や人生などについて赤裸々に語り合うという内容。単行本は「喧嘩上等 うさぎとマツコの往復書簡3」の3巻まで発売されていて、14年1月には4巻が刊行される予定。

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